は・な・う・た・ま・じ・り

黄昏

 人生の黄昏と言ったら寂しいようで、あまり使いたくない言葉ですが、あの芸人さん、俳優さんの名前が思い出せない、昔の同僚とすれ違っても似た人かな・・・?いや本人だと思うけど誰だったかな?と首をかしげたり、この前のようにつまずいてこけたり、なんとなく夕暮れ時っぽい私です。でも、今日が一番若い日です。

 黄昏は、中国語をそのまま当てたもので、「昏」は薄暗いという意味です。夕闇迫る薄暗い中では、人の顔もよく見えず「誰そ?彼」(たそかれ)あの人は誰?という言葉を交わす時刻だから黄昏という言葉が生まれました。これに対して朝の薄暗い時刻は、「彼は誰時」(かわたれどき)というそうで「彼は誰」ということです。万葉集にも登場しますね。今、大河ドラマで「光る君へ」を放映中ですが今のように街灯の電気もない時代、そんな言葉が交わされていたのかもとふと思ったりします。

 今は廃業されたのですが、昔よく通っていた散髪屋さんに弘兼憲史さんの「黄昏流星群」というコミック本がかなりの冊数置いてありました。全部は読んでいないですが面白いストーリーでした。後にドラマ化もされたので覚えていらしての方も多いと思います。
 セピア色の影絵の中でもの思う今日この頃です。



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