今の政治にも言えることですが、あまりにも枝葉の部分を
見ているような気がします。
これは政治だけにもかかわらず、日常の過ごし方、仕事のやり方
も大切な根っこから幹の部分を見ないで過ごしていることが多いかも
知れません。
木を見て森を見ず、本当は森を見て木を見ることが大切。
そうすることで『年輪』もできてくるのではないでしょうか。
100円ショップ、ダイソーの矢野社長の如く謙虚に歩んで生きたいと
思います。
いつも多くの顧客で賑わい、
消費生活の中にすっかり定着した「100円ショップ」。
運営会社の最大手、大創産業の矢野社長は、
学生結婚した奥様の実家が営むハマチ養殖業を継ぐもあえなく倒産。
活路を求めて9回もの転職を繰り返した苦労人です。
その後100円ショップでついに花を咲かせるも、
ご本人は至って謙虚。
いまも「倒産の2文字が頭から離れることはない」と、
緊張感を崩すことなく真摯に経営に取り組まれています。
一時的な成功にとどまり短命のうちに姿を消していく企業が多くある一方、
しっかりと年輪を刻んできた本物は、
時代の変化にも揺るがず生き残っていく。
「私はこれまで日本のいろんなトップの方と出会ってきましたが、
皆さん器というか、迫力というか、
人間としての年輪というのを持っていますね」
人生の辛酸を嘗めてきた矢野社長ならではの深い人間洞察。
私たちも枝葉にとらわれることなく、
地にしっかりと足をつけて歩んでいきたいものです。