「三夕の歌」
寂しさは その色としも なかりけり 槙(まき)立つ山の 秋の夕暮れ (寂蓮法師)
心なき 身にもあはれは 知られけり 鴫(しぎ)立つ沢の 秋の夕暮れ(西行法師)
見渡せば 花も紅葉も なかりけり 浦の苫屋※(とまや)の 秋の夕暮れ (藤原定家)
下の句が「秋の夕暮れ」で終わる有名な和歌です。
※苫屋は苫で屋根を葺 (ふ) いた家のこと、「われは海の子」の歌詞にもありますね。
藤原定家は、「新古今和歌集」の撰者としても、「小倉百人一首」の撰者としても知られている中世を代表する歌人ですが、実はとても頑固な人だったようです。
23歳のときに宮中で仲間に侮辱されて殴りかかり、官職から追放されるという事件を起こしたり、どんなに当時の権力者であった後鳥羽院が褒めても、
自分で作った歌が自分では気に入らないからと、新古今和歌集に入れることにひたすら反対したりするなど、折り紙付きの強情な性格だったようです。
後に後鳥羽院のおしかりを受け、謹慎を命じられるのですが、この謹慎の間、「源氏物語」や「土佐日記」といったさまざまな書物を書写したことで、
多くの平安文学が後世に残ったとも言えます。また、彼が残した「明月記」という日記は、当時の社会の様子や天候などを細かく記録していることからも、
高い評価を受けています。
昨日は二十四節気の「小雪」(北の地域や山間部から雪の便りの聞かれる頃)ですが当地は、小春日和のポカポカした一日でした。
実家のほうへ取りに行くものがあって昼またぎになるので、前の日に作った味染みの「おでん弁当」を持参、実家でいただく。
まだまだ手続きやすることはあるもひとつひとつです。
帰りしな秋の夕暮れは、
26日に湯原温泉で食のイベントでパンのマルシェが開催される。そのチラシをパン好きなkeikoさんへ渡しておきました。
今回の催しは、移動販売車で売りに来る馴染みのパン屋さんの名前は見当たらず、「どこのパン屋さん?というのが多いねえ~」
⑭の消防士の台所はシチューとフライドポテトのセット、どの店のパンも趣味のパン作りをする者としては興味津々、出店も多く時間があれば
行ってみたいイベント。