ほぼ月刊・ビーサンおやじがゆく。

訪れる人の期待を、ことごとく裏切るブログ...

雨の表参道でオヤジは雷に撃たれた

2015-06-23 23:59:00 | 音楽
音楽通の振りをしているが、ナツカシの洋楽アーティストのライブに行くようになったのはここ数年だ。
少年時代にあこがれていたミュージシャンの演奏を、死ぬ前(どっちがじゃ?)に一度でいいから生で聴いてみたいって思ったのが始まりだが、一度行くと病みつきになり、年に数回は行くようになってしまった。
何度かライブに行ってるうちに、もっとステージに近い席で楽しみたいって気持ちが強くなってきた。
ところが、どう頑張ってチケット買っても2階の外れの席だったり、SS席とは名ばかりの隅っこの席だったりと、ステージ前方に座れるのは、高い年会費を払っているVIP会員か、何かの‟コネ”がないとムリなんだろうなってあきらめてた。
そこそこ、見たかった洋楽のアーティストは見尽くしたし、今年はカミさんと一緒にいけるようなLIVEに行こうかなと考えが変わりつつあったんだが...
そんな時、Facebookのタイムラインにサイモン・フィリップス率いるバンドProtocolのライブの記事を発見し食いついた。
サイモン・フィリップスは、昨年12月に上原ひろみとのトリオ・プロジェクトで見て以来、もう一回見たいと思っていた。
ところが、今年のトリオ・プロジェクトとしての活動は何故かJAZZフェスではなくFuji ROCKフェス。
いやっ、あの演奏ならROCKフェスでも充分やれるんだろうけど。あれは、JAZZというよりプログレだったし。
せっかくROCKフェス出るなら、EL&Pが演ったNutRockerとかやればおもしろいかもね。
でも、ROCKフェスとかオヤジはムリだ...いやっパスだ。
でっ、そのサイモン・フィリップス率いるProtocolだが、今回は東京のCOTTON CLUBとBLUE NOTE TOKYOのみでの公演。

Mr.マリックではない...

この会場なら、どの席からでもステージに近く願いは叶うはずだ。 
でも、この会場は南青山にありオシャレ過ぎてオヤジが一人行くにはチョット敷居が高い。
チケット代はカード決済のみ。ドリンクや食事も庶民的な値段ではない。ペアボックスシートやら何やらあるが、オヤジ一人なら自由席もしくはテーブルの相席しかない。会場の雰囲気もどんなふうなのかわからない、服装にキマリはあるのか?ビーサンはダメ?

そして、しっかり会場をリサーチしてチケット予約していざ南青山へ。
最寄りの駅は“表参道”。ブラタモリでもやってたあの表参道だ。
会場はそこから歩いて5分ほどのところにあった。


こんな小さい店なのか?



と思ったら地下へ続いていた。渋い写真が雰囲気を盛り上げてくれる

受付を済ませると更に地下に案内された。ここは秘密の社交場か?って思いながらついていくと、
おぅ、これは...まるで30年以上前に木更津にあったキャバレー“ゴールデン・シャトゥ”ではないか。


こんなに近くでみれるW

分かっていたことだが相席だった。しかも若い女性が一人。オヤジが一人ですいませんと頭を掻きながら席に着いた。
周りは洒落た食事などしているが、オヤジが一人では酒を飲むしかないってことで一杯¥1,200もするJackDanielsのロックをたのんだ。
演奏が始まる前には飲み干してしまい、チェイサーの水をチビチビやってるうちに開演。
ライブの詳細はコチラをみていただくとして、
  ↓↓↓
http://www.bluenote.co.jp/jp/reports/2015/06/22/simon-phillips-protocol-featuring-andy-timmons-steve-weingart-ernest-tibbs-blue-note-tokyo.html

ボクの席はサイモン・フィリップスの対面で、彼の演奏中の表情がよく見えた。
ドラムの演奏もトリッキーで解析不能な変拍子から、雷鳴のようなド迫力ソロ。
MCまでやってくれて、生声も聴くことができたし満足満足。

雷鳴のようなサイモンのドラムソロに撃たれ、意識もうろうとなりながら地上に這い上がると雨が降っていた。
そういえば天気予報は夜から大荒れってことだったので、帰宅難民にならないよう急いで帰ることにした。
地下鉄から降りた東京駅八重洲口を歩いているとゲリラ豪雨となった。
高速バスを待っている間ズブヌレ必至なので、予定を変更しJR特急さざなみで帰ることにした。

高速バスじゃこんな事できないし、JRに変更して正解。
そういえば、夕飯食っていないと思い出し、ちょっとリッチなチータラで乾杯。



雷神サイモン!



おまけ
FujiROCKフェスでトリオプロジェクトがやったらおもしろいと勝手に思っている、NutRocker

Emerson, Lake & Palmer - Nut Rocker - Live in Switzerland, 1970







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2 コメント

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Unknown (tama)
2015-06-26 22:01:57
①ゴールデンシャトウ=体育館のようなキャバレーでした。
トイレの金隠しに氷がたっぷり敷き詰められいた光景が忘れられません。
②釜石にもクラブ◎ーズという豪華社交場がありました。
それこそ製鉄所の所長さんも顔を出すようなところ。
そこにはカラオケなど無く、唄は生ピアノで歌います。
小生…撃沈しました(大笑)
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ゴールデンシャトゥ (にがうり太郎)
2015-06-27 12:26:10
カラオケでなく生演奏で歌えるってのがいがったな。
                 by Jingorou
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