西寿寺は江戸初期に岱中良定上人を開山とする浄土律・捨世派の念仏三昧道場として念仏修行の場でした、本堂建立の時泉が湧き出したことから泉谷の地名が付き山号も泉谷山となりました。本尊の阿弥陀如来は滋賀県甲賀市の新宮神社の本地仏を遷座されたもので平安時代後期の定朝の流れをくむ仏師の作で丈六の檜の寄木造りの仏像です、境内には陰と陽の一対の水琴窟があり境内に響いています、また、沙羅双樹の花もあります、三光石神社の屋根は木賊葺きで市内でも数少ないものです、庭もきれいで池にはモリアオガエルの卵もありました。
通常一般公開はしていませんがハガキで申し込めば拝観出来ます、なお、もみじが境内に数多く有りますので紅葉は見事だと思います。