ほっかい新報2023年2月19日号に、釧路市議団の奮闘記が掲載されました。🌈
私の寄稿なので、文字データでもご紹介します。
長くなってすみません。🙇
「オール与党」市政をチェック 提案で市政動かす
新人含めて4人の議員団確立へ全力
共産党議員団奮闘記 釧路市
釧路市議会は定数28人。日本共産党議員団は、村上かずしげ団長、うめつ則行副団長、西村まさと幹事長、工藤まさし議員の4人で活動しています。全ての定例会で代表質問、一般質問を行ってきました。釧路市議会もオール与党となっていて、共産党議員団が市政を厳しくチェックし、建設的な提案を行ってきました。
子どもの医療費無料化中3まで拡充
4年前の選挙では、子どもの医療費無料化の拡充を訴えてたたかいました。当時の釧路市は子どもの医療費無料化は小学校入学前までと、道内の自治体と比べて非常に遅れていました。共産党議員団がねばり強く質問を繰り返し、二〇二二年八月から入院費を一八歳まで無料化することが実現できました。しかし通院は小学校入学前のままで、見劣り感は変わりません。その後も要求を繰り返し、この度示された二〇二三年度予算案には、通院費は中学生まで拡大することが明らかになりました。これにあわせて所得制限もなくす方向で検討が進んでいます。しかし今では中学生までの医療費無料化は多くの自治体がやっていて、特別進んでいる自治体とはいえません。入院費無料については一八歳まで実現せきたので、次は通院も一八歳までにするよう、頑張ります。
国民健康保険料の連続引き下げ実現
高すぎる国民健康保険料の引き下げも、前回選挙の重点公約でした。国保料に関わる要求も議会で繰り返し質問してきました。下記(左記)の表の通り連続値下げを引き出すことができました。
一世帯当たりの平均保険料の対前年比
2018年度 △7,177円
2019年度 △68円
2020年度 △807円
2021年度 △1,219円
2022年度 △5,639円
各年度の「釧路市予算(案)の概要」より作成
額はわずかな年もありますが多くの自治体が引き上げをしている中、国保料を連続して引き下げたことは共産党議員団の大きな実績です。しかし二〇二三年度の予算案では、四九一七円の引き上げ、一世帯当たりの平均保険料は一三万四四二円になることが示されました。市議選を前に引き上げを強行すれば、市民から大きな批判がでることになります。この点も選挙の争点にしていきます。
支所・分室廃止案に抗して
釧路市では、本年三月三一日を以て四つの市役所支所・分室を廃止することが昨年一二月議会で決定しました。理由はマイナンバーカードがあれば住民票などはコンビニで取得できるからというものです。しかしマイナンバーカードは持ちたくないという市民もいますし、マルチコピー機は使えないという市民もいます。支所廃止を契機に、公共施設を削減するという市政の流れが一層進む危険があります。支所廃止を強行した市長に対し、共産党議員団は市長問責決議案を出してたたかいました。支所廃止条例案については、一部の与党会派も反対しましたが、市長問責決議案は我が党以外の賛成はありませんでした。市長の独裁的な市政運営を厳しく追及するのも共産党議員団の他にありません。
自公政治は市民の生活と産業を破壊しています。今度の統一地方選挙は、この暴走政治に厳しい審判を下すチャンスです。
共産党議員団の値打ちを大いに語り、引き続き四議席の維持を目指します。勇退する工藤まさし議員に代わり、新人の小山ひでとさんがバトンをつなぎます。小山さんは物理の教師、道内の火力発電所の勤務経験があり、現在は「釧路火力発電所を考える会」事務局長をしています。石炭火発からの公害を何とかしてほしいという地元住民の強い要請に応えて立候補を決意しました。四人が一丸となって、一八歳までの子どもの医療費無料化、学校給食費の無料化、国保料の引き下げ、加齢性難聴者への補聴器補助など市民の要求を実現するため、全力を尽くします。
釧路市議団幹事長 西村まさと