JJ1UBA_nisiの手作りブログ

オーディオアンプ、スピーカ、マイコンを中心に色々なものを手作りしています。
2019年からアマチュア無線も始めました。

木工45度カット冶具の作成

2010-10-28 21:37:04 | 木工
2010/10/23-24

またまた、木工冶具作成です。
最近は、オーディオ作成よりも木工冶具の作成に凝っています。
今回は、板と板の木口を45度にカットする冶具を作りました。
冶具の作成が一通り完了したらば、この冶具類を使用しスピーカエンクロージャや
アンプケース等を作成したいと企んでいます。

【板平面45度カット冶具】
板の平面を45度に電動丸ノコでカットするための冶具です。
作り方は、簡単で正方形の板の1/4を下の写真のようにカットするだけです

使い方は、簡単で平面45度カット冶具にカットしたい板を当て、電動丸ノコスライド
冶具にセットしカットするだけで次の写真のように45度にカットできます。


電動丸ノコスライド冶具は、「ガラクタだけが人生だ」さんのページを参考にさせていただきました。



【木口45度カット冶具】
電動丸ノコをテーブルソーにセットしカットする冶具は、インターネットで幾つか紹介され
ていますが、テーブルソーは手を切断しそうで怖いので、丸ノコで直接45度にカットする
冶具を作成しました。
構造は、下の写真のようになります。上2枚の写真が冶具の裏面、下が表面です。
原理は、裏面から表面に45度で木口をセットし、表面から電動丸ノコでカットします。

裏面の構造は、平面45度カット冶具でカットした直角二等辺三角形の板を両側にセットし、
その間に板を渡します。この板が、表面と45度に接します。
板がズレ難いように紙やすりを張りました。
表面は、丸ノコが直線に動くようにガイドを付けました。

使い方は、下の写真のように切断する板を裏面の45度板にクランプでとめ、電動丸ノコでカットします。


右の写真のように45度に木口が切断できました。



カメラ三脚を使用したイーゼルの作成

2010-10-03 16:54:44 | 木工
2010/10/02

子供から「絵を描くときのイーゼルを作成してほしい」要望がありましたので作成しました。

イーゼル作成コンセプト
1.安く作成すること(¥1,000以内)
2.キャンバスは、小さいものから大きいもの(80×120cm)まで対応できること
3.使用しないときは、コンパクトに収納できること


検討:
インターネットで、イゼールの作成事例を検索してみると、大まかに次の2タイプあります
1.脚立型(一般的に画材店で販売しているもの)
2.カメラ三脚にキャンバスを取り付けられるようにしたもの

今回はコンパクトな収納を考慮してカメラ三脚を利用した方式としました


材料:
1.1×4角材を1本
2.あまり板少々
3.鬼目ナット(6個)
  キャンバスの下押さえと、イゼールと三脚雲台をボルトで固定するため
4.インチピッチのナット
  イゼールを三脚雲台にネジ止めするため
5.ボルト7本
  キャンバスの下押さえ固定×2
  イーゼルと三脚雲台固定用×4
  キャンパス上押さえ×1



完成写真:





分解写真:




工夫事項:
1.

キャンバスの下押え台に鉛筆、絵筆等が置けるように溝をつけました

2.

左は、分解写真の真中のイゼール芯柱をカメラ三脚雲台に固定する部分です。
右は、左写真の中心部で使用したナットです。カメラ三脚雲台のネジは、特殊ネジ(インチネジ)のため、カメラ店で雲台ネジの延長ネジなどを探さないといけないかと思いましたが、近くのホームセンタにボルトと鬼目ナットを購入しに行ったところ、あまり見かけないサイズ表記のボルトが有り、展示品のカメラ三脚雲台に合わせてみると合いそうなので購入しました。
自宅に帰り雲台ネジに合わせた所ピッタリでした(このナットで制作費を押えることに成功しました)

3.
分解写真の真中のイゼール芯柱は、中小キャンバス用(高さ80cm)ですが、大きなキャンパス用にを120cmの芯柱も作成しました。





写真用の木製フレーム作成

2010-09-23 16:49:16 | 木工
子供用のスピーカ作成の空き時間(接着や塗装乾燥)時間を利用し、写真用の木製フレームを作成しました

フレームは、1×4の安い材木からジグソーで切り出しました。
1×4の安い材木は、ホームセンターで200円以内で1.8メートルものが手に入ります。
材木に節がなるべくすくない物を選びました。ただ出来上がったフレームを見ると、所々に節が有る方が味わいがあります。

フレーム作成で一番難しいのは、フレームの隅を45度に切ることです。インターネットを調べると色々な人が苦労しながら冶具を作成しています。
私も、インターネットを参考に冶具を作成しましたが、なかなか旨くいきません。最終的には、鉋で調整をしています。

フレームの飾り加工は、以前作成したトリマーテーブルにトリマーを取り付け加工しました。外側:ボーズ、内側:ギナンサジです。
写真を入れる裏面は、ストレートピットで加工しました。
トリマーテーブルを使うと、今回のような細い材料の加工が、安全に出来ます。

材料の加工が終わったところで、四隅をボンドで接着し、ハタガネでしめてボンドの乾燥を待ちます。
フレームが出来上がったところで、鉋と紙やすりを使用して、フレームの表面を整えます。

最後に、クリアラッカーを2度ほどスプレーして完成です。

本日、息子が写した写真をフレームにセットしてみました。こんな感じです。




木工用の冶具(3点)作成

2010-08-08 23:49:34 | 木工
2010/08/07

木工電動工具用の冶具(3点)を作成しました。
この冶具を利用して、13日からのお盆休みに大地さん考案のスピーカKura-G CUBEをFostexのFE103E+ハイスピードロートで作成しようと企んでいます。


1.ジグソー用の直線切り冶具
ジグソーは、板の直線、曲線、切抜に使用する電動工具です。
ジグソーは、優れもので刃を代えることにより、板、金属、塩ビ、スレート等を切ることが出来ますが、元々、曲線も切れるような工具のためフリーハンドで直線切りをするのは、至難の業のため、Web上の紹介記事を参考にし作成しました。
今までは、電動丸ノコ用の直線切り冶具を作成し利用していましたが、小さい板の直線カットに電動丸ノコを利用するのは、危険だし、あまり精度が出ないためジグソー用の直線切り冶具を作成しました。
これで、数センチ~15センチぐらいまでの板を高精度で切ることが出来ます。
原理は、簡単で薄いベースとなる板にジグソーのガイドプレートが入るようにレールを作り、ジグソーを直線に動かしたときブレないようします。
マル穴は、ジグソーの刃を入れるのと、墨付線(切断箇所の線)の確認用です。



2.トリマー用の直線動作冶具
トリマーは、板の削り、穴あけ、溝堀、切断に使用する電動工具です。スピーカ用の穴あけや、先日作成したスピーカグリルの溝堀にも使用しました。
トリマーもジグソーと同じでフリーハンドで直線の溝を掘るのは大変なので、冶具を作成しました。
ベースとなる板にトリマーのベースガイドが沿うようにレールを作っただけです。
この冶具を使用して、下記写真の溝堀(約10cm×10cm)をしましたが、5分程度で綺麗に掘ることが出来ました。





3.トリマーテーブルの作成
通常トリマーは、トリマーを手で移動し溝や削りをしますが、トリマテーブルにトリマを固定し、板などの材を移動し溝や削りをする場合に使用します。
本来であれば、名前のようにトリマーを固定する机を作るべきですが、収納の関係で、作業台にトリマを固定した板をのせクランプで作業台に固定して使用するようにしました。
ガイドは、トリマーを固定した板の上を平行に移動できるようにし、トリマーピットを削る板の間隔を調整できるようにしました。
ありあわせの廃材で作りましたので、冶具の色がばらばらです。

格安自作スピーカグリル

2010-07-29 13:07:39 | 木工
自作スピーカグリルの作成
7月25日~28日

このブログ上に発表した、FDBR方式スピーカとStreo7月号の付録のスピーカ(Fostex P650)用に格安スピーカグリルを作成しました。(材料費:420円)

1.FDBR方式スピーカ:


材料:
スピーカユニットのFotexFF85K(8cm)に合わせ、100円ショップで購入した直径8cmのアク取を購入し、柄の部分を取り外します。
取り外した、柄の部分は、妻が「靴を干すとき利用できそう」とのことなので、妻にあげました。これで、廃棄物ナシ。




試しにスピーカユニットにかぶせてみると、あく取りの外縁部分がスピーカ固定ネジ部分と若干かぶるため、ネジを緩めアク取りをネジとスピーカユニットに挟み固定したところピッタリと取り付けることが出来、音も正常に出ました。
市販品のように凝った物を作成する予定でしたが、ユーニットの色とアク取りの色が合ったいて格好も良いので、これで完成としました。
ちなみに、子供が使用しているスピーカはFostexのFE83ですが、同じ方法でスピーカグリルになりました。ただし、FE83は、スピーカボディーが黒色なので、黒色ラッカースプレーとクリアラッカースプレーで塗装しました。

2.Streo7月号の付録のスピーカ(Fostex P650)

材料:
こちらも、100円ショップで購入した直径6.5cmのアク取りです。
これは、FotexFF85Kのようにうまくいかず、直接スピーカ取り付けネジで止めようとするとスピーカのエッジとアク取りが接触してしまい音に影響が出るため細工が必要です。





グリットベース製作:
1.手持ちの厚さ6mmの板を7.5cm×7.5cmにカットしグリットベースにする
2.グリットベースにアク取アミのアミ部分の直径にあわせ5.7mmの穴を開ける
3.2であけた穴の周囲にアク取の外縁部が入るようにトリマーで深さ4mm、幅3mmの溝を削る
4、グリットベースにスピーカユニットが入るようにトリマーで6.5cm四方、深さ1mmに削る

アク取り塗装
1、アク取りに塗料が乗りやすくするために、サフェーサをスプレーする
2.サフェーサ乾燥後に、黒色スプレーを3回ほど重ね塗りする
3.塗装表面保護のため、クリヤラッカースプレーを2回ほど重ね塗りする

グリットベース塗装
1.240番の紙やすりで板の木目にそい表面を整える
2.との粉をぬり目地止めしたのち、240番の紙やすりで余分なとの粉をおとし、からぶきする
3.黒色スプレーを3回ほど重ね塗りする
4.1000番の耐水紙やすりで黒色スプレーした部分の表面を整えた後、黒色スプレーを一回塗る
5.塗装表面保護のため、クリヤラッカースプレーを2回ほど重ね塗りする


組立て
1.アク取りの外縁部に接着剤を薄く全体に塗る
2.グリットベースにアク取りを組み込み接着させ、接着剤が完全に乾くまで待つ
3.エンクロージャにスピーカユニットをのせた後、グリットベースを乗せる
4.グリットベースの四隅をネジ止めするが、1本ごとに締め付けず、4本を交互(クロス)で締め付けて完成

われながら、良い出来栄えと自画自賛しています。