JJ1UBA_nisiの手作りブログ

オーディオアンプ、スピーカ、マイコンを中心に色々なものを手作りしています。
2019年からアマチュア無線も始めました。

PCL86全段差動プッシュプルの周波数特性

2012-08-26 17:09:35 | オーディオ
周波数特性の測定装置が完成したので、4年ほど前に作成した
PCL86全段差動プッシュプル・アンプの周波数特性を測定した。

ゲゲ、なにかおかしい
20Hz~100KHzまでは、ほぼフラットなのだが!
 1.130KHzぐらいに山がある
 2.200KHzぐらいから-12dbで、ほぼフラットで減衰なし


周波数特性測定装置のアンプ出力測定モードで残留ノイズを測定
  デジタルテスターでは、性能限界を超えており測定不能
  ボリューム最大 0.82V(R) 0.48V(L)
  ボリューム最小 0.09V(R) 0.11V(L)
デジタルテスターの周波数測定モードで測定
  124KHz(R),123KHz(L)で発振していることを確認


インターネットでPCL86全段差動プッシュプルの記事を検索すると、発振の事例がヒットする。
原因として、大まかに以下の3点:
 1.帰還が正帰還になっている
 2.真空管(PCL86)に由来する発振
 3.定電流IC(LM317)の発振

実験したところ、定電流ICが原因であることが判明
IN端子とアースをフィルム・コンデンサ(0.087μF)を入れて解決

残留ノイズ:現在のアンプ出力測定モードでは、測定不能
       (プログラムを変更すれば測定可能・・・)
発振:なし

音楽視聴では、改善前と大差は無いが、静けさが増したような気がする。

周波数特性測定器の完成

2012-08-26 15:58:43 | オーディオ
5月よりマイコンの勉強がてら構想していた周波数特性の測定装置が完成した。

現在の機能は、次のとおり
1.マニュアル測定モード
2.自動測定モード
3.アンプ出力測定モード

当初の構想では、マニュアル測定モードのみで有ったが、ブレッドボード上で使用し
てみると案外面倒なので、自動
測定モードを追加し、測定結果をUSB(シリアル通信モード)に出力できるようにした。

今後の予定としては、スピーカのインピーダンス測定モードを追加予定




外観:


回路:


穴あきプリント基板パターン:




トランジスタ技術(2012年9月号)とトランジスタ技術の増刊に、
使用しているIC類は異なるが同様な測定装置の記事が搭載
されているが、自分で設計/製作したことに自己満足