JJ1UBA_nisiの手作りブログ

オーディオアンプ、スピーカ、マイコンを中心に色々なものを手作りしています。
2019年からアマチュア無線も始めました。

Fostex FE103EでKura-G CUBEを作る

2010-08-18 19:06:13 | オーディオ

2010/08/14-2010/08/18

大地さんのHPで8cmスピーカを使用し外形16cm立法、内容量約2.5リットルのKura-G CUBEを紹介しています

お盆休みを利用し、手持ちの使い古しFostex FE103Eを使用しKura-G CUBEを製作しました。
今回の板は、コンパネで片面に黄色い塗装がされているものを使用しました。
この黄色い塗装は、頑丈です。
今回は、塗装面を外側で作成し、仕上げに木目シールを貼り増した。



製作で留意した点は、以下のとおりです。

1.FE103Eは、10cm口径のスピーカなので、13cm漏斗を考慮し、外形18cm立法、内容容量約3.8リットルとしました。
2.作成途中でエンクロージャが密閉状態の音の確認、将来の漏斗取替えが簡単に行えるように、背面はネジ止め式にしました。


1.密閉エンクロージャでの測定と視聴
密閉エンクロージャ状態でのF特です。
エンクロージャー設計支援ソフト[sped]での予測F特とほぼ同じです。
エンクロージャが立方体なので、定在波が発生し音が変になるかと予想していましたが、案外とまともな音で、このままでも使用可能な感じでした。
低音の再生能力ですが、WaveGeneを利用し、視聴確認したところ40Hzがギリギリ確認できる程度で、それ以下は不可能でした。


2.Kura-G CUBEでの測定と視聴
正面50cmでのF特は、密閉エンクロージャとほぼ同じ特性です。
ただし、WaveGeneを利用し、視聴確認したところ20Hzまで音を確認することが出来ます。そこで、裏面のポートでのF特を測定しました。





3、Kura-G CUBEのポート測定と視聴
スピーカ前面からの音の回り込みを抑えるため、ポートから0cmで測定しています。
120Hzぐらいから20Hzにかけて-20dbの緩やかな下がりかたです。






4.考察
私の部屋は、3畳の洋室で余り大きい音を出すわけに行きませんが、大きな部屋で、それなりにパワーを加え背面からの適度な反響が得られる環境でF特を測定すれば、もう少し低域まで出る測定結果になるのではないでしょうか。
私は、前回作成したFDBRよりKura-G CUBEのほうが気に入っています。ただ、ユニットがFF103EとFE85Kの違いが有りますので、、、、

しかし、これだけ単純な作りのエンクロージャで10cmや8cmのスピーカから20Hzまでの音が出れば十分ではないでしょうか!
特に私のように、パソコンディスプレイの両脇にスピーカを設置し、ニヤフィールド(約1m)で小さい音で音楽を楽しむには、これで十分です。

大地さん、すばらしい方式の紹介を有難うございました。


2010/08/28 追加
5.バスレフ状態(漏斗なし)  白坂@宮崎さんリクエスト

左:Sinスイープ   :右:ピンクノイズ
リヤダクトのみ(漏斗なし)状態での測定結果です。
測定結果にあまり自信が無かったため、あえて掲載を控えていました。
この状態が、スピーカは、一番伸び伸び動作していました。
ただ、音は、箱なりと言うか、定在波がひどい感じで音楽を聴く雰囲気には、なりませんでした。ただ、確かに20Hzもはっきりと聞こえました。
漏斗は、バスレフ+定在波の発生防止に役立っているようです。
漏斗を使い、Kura-G CUBEとFDBRの2台を作りましたが、FE103E、FE85K共に今まで聞いたことの無い美音を奏でています。
私としては、低音が出るにこしたことは無いのですが、低音がどこまで出るかより、この美音が気に入っています。

お盆に毎年咲く花

2010-08-15 12:24:57 | ガーデニング
我が家の庭で、お盆になると毎年咲く花です。
両方の花ともに、冬、春、夏の天候に関係なく毎年、お盆に咲きます。
おそらく、日の出、日の入りの時間で花の咲く時期が決まるのだと思います。





上:ナツズイセン(夏水仙)
下:ギボシ(擬宝珠) なぜか日本では、人気がない

木工用の冶具(3点)作成

2010-08-08 23:49:34 | 木工
2010/08/07

木工電動工具用の冶具(3点)を作成しました。
この冶具を利用して、13日からのお盆休みに大地さん考案のスピーカKura-G CUBEをFostexのFE103E+ハイスピードロートで作成しようと企んでいます。


1.ジグソー用の直線切り冶具
ジグソーは、板の直線、曲線、切抜に使用する電動工具です。
ジグソーは、優れもので刃を代えることにより、板、金属、塩ビ、スレート等を切ることが出来ますが、元々、曲線も切れるような工具のためフリーハンドで直線切りをするのは、至難の業のため、Web上の紹介記事を参考にし作成しました。
今までは、電動丸ノコ用の直線切り冶具を作成し利用していましたが、小さい板の直線カットに電動丸ノコを利用するのは、危険だし、あまり精度が出ないためジグソー用の直線切り冶具を作成しました。
これで、数センチ~15センチぐらいまでの板を高精度で切ることが出来ます。
原理は、簡単で薄いベースとなる板にジグソーのガイドプレートが入るようにレールを作り、ジグソーを直線に動かしたときブレないようします。
マル穴は、ジグソーの刃を入れるのと、墨付線(切断箇所の線)の確認用です。



2.トリマー用の直線動作冶具
トリマーは、板の削り、穴あけ、溝堀、切断に使用する電動工具です。スピーカ用の穴あけや、先日作成したスピーカグリルの溝堀にも使用しました。
トリマーもジグソーと同じでフリーハンドで直線の溝を掘るのは大変なので、冶具を作成しました。
ベースとなる板にトリマーのベースガイドが沿うようにレールを作っただけです。
この冶具を使用して、下記写真の溝堀(約10cm×10cm)をしましたが、5分程度で綺麗に掘ることが出来ました。





3.トリマーテーブルの作成
通常トリマーは、トリマーを手で移動し溝や削りをしますが、トリマテーブルにトリマを固定し、板などの材を移動し溝や削りをする場合に使用します。
本来であれば、名前のようにトリマーを固定する机を作るべきですが、収納の関係で、作業台にトリマを固定した板をのせクランプで作業台に固定して使用するようにしました。
ガイドは、トリマーを固定した板の上を平行に移動できるようにし、トリマーピットを削る板の間隔を調整できるようにしました。
ありあわせの廃材で作りましたので、冶具の色がばらばらです。

コントロールAMPのOP-AMP交換(MUSES8820)

2010-08-08 10:12:56 | オーディオ
2010/08/13-2010/08/08

コントロールアンプのOP-AMPを2010/08/13に日本無線のMUSES8820に交換しました。
コントロールアンプは、じんそんさんから配布してもらったリモコン式アッテネータに、私独自で左右バランス調整、バスブースト回路を追加し、コントロールアンプにしています。
私独自回路部分でオペアンプを使用しているので、この部分をMUSE8820に交換しました。

以前に、ヘッドフォンアンプ(PRODIGY CUBE)のOP-AMPをMUSES01に交換し、非常に良い結果を得ているので、今回の交換を楽しみにしていました。
ただし、MUSES01の値段は、秋月電子で¥3,500。今回のMUSES8820は、MUSES02の民生版で¥400でした。この価格差がどう出るか。

視聴結果:
13日から20時間ほど視聴しました。
結果は、楽器それぞれの一音一音がハッキリとし、解像度が上がり、弦楽器の艶も増しました。
特に、ヨーヨーマのリベルタンゴ:ピアソラでは、チェロの一音一音がはっきりとし、チェロの音色に艶がのり、非常に良好です。
400円の投資、大成功!