Si4735(DSPラジオモジュール)の音声出力の歪対策
Si4735(DSPラジオモジュール)のオーディオ出力には、高周波ノイズが重畳されておりSi4735のボリュームレベルを40程度に設定するとオーディオ出力が大幅に歪んでしまいます。
Si4735(DSPラジオモジュール)のオーディオ出力とアンプの間にLPF(ローパスフィルタ)を挿入すると、高周波ノイズがカットされボリュームレベルが最大(63)でも歪まなくなります。
オシロスコープで波形を確認しましたが、LPF挿入後は綺麗なスッキリとした波形になります。
回路図:
回路解説:
RL:
Si4735ラジオモージュールのオーディオ出力回路には、コンデンサ(47μF)とコイル(4.7μH)でバンドパスフィルタが構成されていますが、10KΩで終端してみました。
コンデンサ(47μF)、コイル(4.7μH)、終端10KΩで約0.3~300MHzのバンドパスフィルタとなります。
60Ω(ヘッドフォン)で終端した場合は、約50~2MHzのバンドパスフィルタとなります。
このため、可聴帯域以外のデジタル高周波ノイズが重畳され歪として現れているのだと思います。
R1,C1:
R1とC1で48KHzのLPFを構成しています。この組合せだとFM放送の帯域上限の15KHz近辺から減衰します。
R1が100Ωだと20KHz近辺から減衰します。
R2,C2:
R1とC1のLPFでも実用になると思いますが、念のため72KHzのLPFを追加し、急峻な-12dB/octフィルタにしてみました
フィルタ計算は、OKAWA Electric Designsさんのフィルタ計算ツールを使用させていただきました。
Si4735(DSPラジオモジュール)のオーディオ出力には、高周波ノイズが重畳されておりSi4735のボリュームレベルを40程度に設定するとオーディオ出力が大幅に歪んでしまいます。
Si4735(DSPラジオモジュール)のオーディオ出力とアンプの間にLPF(ローパスフィルタ)を挿入すると、高周波ノイズがカットされボリュームレベルが最大(63)でも歪まなくなります。
オシロスコープで波形を確認しましたが、LPF挿入後は綺麗なスッキリとした波形になります。
回路図:
回路解説:
RL:
Si4735ラジオモージュールのオーディオ出力回路には、コンデンサ(47μF)とコイル(4.7μH)でバンドパスフィルタが構成されていますが、10KΩで終端してみました。
コンデンサ(47μF)、コイル(4.7μH)、終端10KΩで約0.3~300MHzのバンドパスフィルタとなります。
60Ω(ヘッドフォン)で終端した場合は、約50~2MHzのバンドパスフィルタとなります。
このため、可聴帯域以外のデジタル高周波ノイズが重畳され歪として現れているのだと思います。
R1,C1:
R1とC1で48KHzのLPFを構成しています。この組合せだとFM放送の帯域上限の15KHz近辺から減衰します。
R1が100Ωだと20KHz近辺から減衰します。
R2,C2:
R1とC1のLPFでも実用になると思いますが、念のため72KHzのLPFを追加し、急峻な-12dB/octフィルタにしてみました
フィルタ計算は、OKAWA Electric Designsさんのフィルタ計算ツールを使用させていただきました。