日本銀行券い号5銭券(楠公5銭) 2021-04-05 07:44:00 | 古銭 昭和19年(1944年)発行の日本銀行券い号5銭券(楠公5銭)です。太平洋戦争末期には金属が不足し、硬貨を小さくしたり、材質が安価なもので製造したりしていましたが、その後紙幣に置き換えられました。当初は五拾銭券と同様に小額政府紙幣とする方針でしたが、政府紙幣の新規額面の発行には法改正が必要であり、急を要することから大蔵大臣の告示のみで対応可能な日本銀行券として発行されました。表面には皇居前広場の楠木正成の銅像が描かれています。