ハイパーインフレ紙幣 高額面ランキング 1~5位

ここまで紹介してきた紙幣でランキングのまとめです。

第1位 ハンガリー 10垓ペンゲー

第2位 ジンバブエ 100兆ジンバブエドル
第2位 ドイツ 100兆マルク(画像は10兆)
第4位 ユーゴスラビア 5000億ディナール
第5位 ギリシャ 1000億ドラクマ

ギリシャ 1000億～20億ドラクマ

次はギリシャの1000億ドラクマです。額面としては第5位の通貨になります。

こちらも文字で額面が書いてあるので、一見そんなに大きな単位には見えませんね。

上が1000億、下が100億ドラクマ

現在手元にあるのは3番目に大きい額面である20億ドラクマまで(2000と書いてあるもの)

一部デザインが共通のものがありますが、他の通貨に比べるとバリエーションが豊富ですね。

ユーゴスラビア 5000億ディナール

桁が億の単位に入ってきましたので、少しずつ別の国の通貨も登場し始めます。

こちらもインフレ紙幣界隈では外せない国です。

ユーゴスラビアは短期間にデノミを繰り返していたので、複数のシリーズがあるのですが、額面としては1993年の5000億ディナールが最高額です。

ユーゴスラビアシリーズは今後、分家も含め、数回に分けてご紹介する形になります。

ドイツ 1兆マルク 5000億マルク

ドイツ帝国鉄道発行の1兆マルクと5000億マルクになります。

1兆マルクがアルトナ支局、5000億マルクがシュトゥットガルト支局のものです。

ドイツにはノートゲルト紙幣が沢山あり、それだけで一冊図鑑があるくらいです。

一兆マルクは裏面が印刷されていません

ちなみに前回ご紹介した10兆マルクはデュースブルク市発行のものです。

ハンガリー 1兆ペンゲー(100万ペンゲー)

せっかくなので(？)、俺はこのハンガリーペンゲー祭りを続けるぜ。

100京(上)1兆(中)100万(下)ペンゲーです。6種の4番目になります。

ハンガリー 10兆ペンゲー(1000万ペンゲー)

再びハンガリーに戻って、1000京(上)10兆(中)1000万(下)ペンゲーになります。

6種のうちの3番目です。

ドイツ 10兆マルク

歴史の教科書で「札束で遊ぶ子供の写真」でおなじみのドイツマルク。
(10兆、ドイツのbillion=兆)

裏面は何も印刷されていません。

最高額面は100兆マルクですが、入手困難なため、10兆マルクでの紹介です。

ジンバブエ 100兆～10兆ジンバブエドル

やはりインフレ紙幣と言えばこれですよね。岩のマークでお馴染みのジンバブエドル。

0の数では右に出るものはいません。

ハンガリーペンゲーは紙幣デザインが1桁ごとに違いました(6種×3)が、こちらは表のデザインは共通なのでわかりやすいです。

裏のデザインは違いますが、かなりの種類がありますので、そのうちゆっくり紹介することにします。

ジンバブエ中央銀行総裁はイグノーベル賞受賞andその後イグノーベル賞の賞金(10兆ジンバブエドル)にもなってます

こちらはtrillion4兄弟

裏のデザインはそれぞれ違います

100兆ドルまでの道も1ドルから

圧巻のジンバブエドル扇

ハンガリー 100兆ペンゲー(1億ペンゲー)

ハンガリー1垓(上)100兆(中)1億(下)ペンゲーです。

ここで、やっと他の通貨が肩を並べる額面になります。今までハンガリー紙幣ばかり紹介してきましたが、そろそろ他国の紙幣の出番も近そうです。

ハンガリー 1000兆ペンゲー(10億ペンゲー)

ハンガリー10垓(上)1000兆(中)10億(下)ペンゲーの3種です。

1000兆ペンゲーは10億×100万(ミルペンゲー)という表記になっています。

デザインの流用が分かると思います。ハンガリーインフレ紙幣6種全てこのパターンとなっており、1万ペンゲーから17桁上の10垓ペンゲーまで、この6種がベースとなっています。

1000兆ペンゲーまでが他の高額面通貨を上回っており、次の100兆ペンゲーでやっと肩を並べることになります。