神田錦町 更科

店の外のお品書きのホワイトボード

NHKの紅白歌合戦を捩り、「紅（あったか）組」
「白（つけ汁）組」と題して蕎麦を書き分け
「更科紅白蕎麦合戦」としてあるのは可笑しかった。
江戸の昔の地口遊びのようです。そういえば
「千住の酒合戦」なんてのもあったような。


昨日で仕事納め、今日は私事で小川町のミズノまで
靴を買いに出てきました。

この数年間足の具合がよろしくなく足首が硬いせいか
まともに歩くのもままならず、地下鉄の階段など危なくて
怖いぐあいです。怪談が怖いのなら当たり前だけど、
階段がオッカナイようじゃ困ったもんで、そこで
ミズノでウォーキングシューズを買い求め、普段
通っている鍼灸マッサージでインソール調整をして
もらうって具合です。少しでも歩きやすくしないと
そのうち転んじゃうよ。

で、薦められたのが神田は小川町のミズノってワケで
して、紹介状を持参したら、まあ店員さんの丁寧で
親切なこと、まず足の裏の写真を撮ってどんな具合か
チェックです。そこから判断してあっちこっちから
シューズを引っ張り出してきて足合わせだか靴合わせだか。
結局は当初から決めていたシューズに決まり、お買い上げで
あります。

折角小川町まで来たので、靖国通りから一本入った
裏通りの蕎麦屋の更科へ。

まあどこにでもある普通の蕎麦屋さんですが更科といえば
江戸の昔からの老舗の蕎麦屋さん。赤坂麻布分店　更科
とあります。更科はおよそ支店なんていうのは見たことが
ないので、そもそも元々が親戚縁者筋のお店じゃなかろうか
と下司の勘ぐり。まあ、そんなことはともかく中へ。

「いらっしゃいませ」と和服姿のお姉さんだかご妙齢の
勤労女性の声であります。

ちょっと寒い日だったので「しょうがの天ぷら」の
蕎麦を注文。あさりとか小柱なんかのかき揚なんかが
よいけど、一杯やりたくなっちゃうからね。


しょうがの威力はすさまじくすぐにホカホカして
きました。汗がタラーり。

辛すぎもせず甘すぎもせずちょうど良い味わいでした。

体の暖かいうちにシューズを持って新橋へ。
インソールを調整して歩ける足にしてもらわないと。
２，３時間はかかるからね、暗くなる前に帰宅したいし。


余談ですが、昔はこの先美土代町あたりを都電が通っていて
YMCAがありました。現在はないようですね。YMCAには室内
プールがあり小学生の時に水泳教室に行かされましたが、何と
裸で泳がされました。当時は子供は裸でも良かったんでしょう。
良い時代でしたね、今じゃ嘘みたいな話です。
因みに通っていた幼稚園もYMCAで都内で２番目に古いYMCA
でしたが、当時はキリスト教色の強い幼稚園だったのを覚えて
います。