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時計には時計かと

2009-12-23 11:45:12 | 釣り
いまや定番のスタイルの時計。防水のケースに入っている。

30年来の旧友がいる。いや、もっと長期になっているかも
知れない。H君という。初めて会ったのは富士山の麓の湖で
行われた釣り大会の時だった。くじ引きで知らぬ者同士が二人
乗りの手漕ぎボートに乗り込んでのトーナメントシステムだった。

そこで彼と初めて会った。聞けば同じような年周りで若干
彼のほうが若い。今から想い起こすと何とも不思議な出会い
だった。あそこで会わなきゃこの付き合いは無いんだから。

同じボートの上で一日釣りをして運良く彼は優勝した。
その後しばらくしたら港区のとある料理屋へ優勝の祝いだ
ということで招待してくれた。少しだが優勝賞金が出ていた
からだ。

それ以来のつきあいである。若い頃は二人で毎週のように
釣りに出かけた。週末に内幸町あたりで待ち合わせ、仕事
帰りのまま釣り支度でクルマで駆けつけそのまま直行した
ことも一度や二度ではない。シーズンになると週末といえば
二人で釣りをした。クルマの運転は僕がやるがボートの運転
は彼が担当だった。二人ともボートの免許はあるが、彼には
クルマの免許がない。だからもっぱら僕は運転手に徹する。

一人で行くのも二人で行くのも一緒だから、途中で彼の家に
寄りそれから現場に行く。初めは夜明けに彼の家の近くで
待ち合わせたが、段々エスカレートして前の晩から出ていく
ようになった。1980年代から90年代にかけてかなあ。

二人とも仕事も滅茶苦茶多忙だったが釣りにも足繁く通った。
周波数も合ったし何ごとも趣味があった。海外へ釣りに行く
ことさえ考えたこともあった。

釣りの現場で知り合った仲間との不思議な縁もあった。
共通の友人だが、後になって僕がハワイ島に行くことと関係
して来ることになる。これについては今度また折に触れて
書いてみることにする。ひとの縁は面白いものだ。

H君の娘も結婚して南半球で暮らしていたがまた日本に
帰ってきているらしい。時間が経つのはあっという間だ。
彼も来年は定年だ。都の仕事をしていた。だから公務員
である。しばらくはのんびりするらしい。

おっとっと、前書きが長くなった。何ヶ月か前にその彼に
腕時計をあげた。フィールドウォッチに凝っていて、スミス&
ウエッソンのブランドのモノがあったので値段も手頃だった
から二つばかり購入しておいた。しばらくして会う機会が
あったので、やるよ、多分趣味に合うと思うよ。と言って
手渡した。貰って負担になるほどの値段じゃないのはすぐに
解るが、それほど安物にも見えないところが良い。無論中身
は日本製のムーブメントだ。この手の時計は好みなのである。



そしたら昨日の昼間に、新橋へ出て来いと彼から電話があった。
多分時計のお返しだろうと、ピンと来たが、たまたま会社で
送別会兼忘年会があり、30分も遅れて新橋へ着いた。えらい
待たせてしまった。

ほれよ、後で開けて見てくれよ。と言って貰ったのがこのダコタ
のハンギングウオッチだ。手首にするもの、という概念からは
かけ離れている時計会社が作ったものだ。デイパックやジーンズ
やアウトドアのギアに引っ掛けて使う。釣りにも好んで持ち歩く
ひとが多い。カラビナタイプのものがほとんどだ。最近は若い
人のファッションアイテムになってきている。

時計には時計のお返し。気持ちが嬉しいね。



こんな風にぶら下げる。磁石もついている。

フーム、こりゃまた何か返すモノを考えにゃいかん。もう時計って
ワケにはいかんし・・・

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