寝ずの番は、お通夜のときに夜通し起きていることですが
(私もやりました)この頃ではあまり聞きませんね。その土地
にもよるんでしょうけど、昔はどこでもやったものです。
原作は「明るい悩み相談室」の中島らも。で、この映画は上方
落語の天才師匠(長門裕之)の亡くなる直前、弟子(笹野高史)
が師匠の最後の希望、「ソ、ソXが見たい!」を聞き間違え、
とんでもない方向へ話が発展。ここから爆笑ゾーンに突入します。
さらに、身内や弟子たちが手向け代わりにお通夜に大騒ぎを
するところまで一気に加速。挙句の果てに、死装束の仏様を
無理やり起こし、踊りまくるは、ラインダンスはするは、泣き笑
いの無礼講の馬鹿騒ぎ。
懐かしい、カンカンノォ♪ を歌い踊り、ついに葬式が二件も続出。
もう果ては運転手役の堺正章と滅茶苦茶の下ネタ都都逸 (ドド
イツと読むんですよ)歌合戦!
まあ、ここまで下ネタを映画にしてしまえば文句はないでしょう。
読売新聞の批評では、欲を言えば、富司純子の他に大人の女の
色気を出せる女優が欲しかった、となっていましたが、ここは
むしろ、思い切りバアサン役の女優サンをデンとひとり置いて
欲しかったですねえ。
落語界や歌舞伎界のような世界には、かならずひとりやふたり
存在感のある、バアサンがいるものです。こういうバアサンに
渋い三味線を弾かせて艶歌をやるとピカイチだったりして。
後半、やや間延びした感もありますが、脇役連も好演でマキノ
(津川)雅彦の第1回監督作品としてはもう上出来です。
祖父の牧野省三、叔父のマキノ雅弘両監督、浅草生まれの役者
沢村国太郎を父として、沢村貞子、加藤大介やらマキノファミリー
の役者一族の血は、新しいマキノ雅彦監督によって生まれ変わった
と言っては大袈裟でしょうか。
最近この手の邦画がないですねえ。気楽に楽しめる作品です。
兄貴の長門裕之が上方落語の噺家役で出てます。昔、このひと
は映画「にあんちゃん」に出ていたんですよ。九州の炭鉱を舞
台にした悲しい映画でしたけど、どうもあのイメージが未だに
強くて。ウッ、古い! 知ってるひともいないかも。
「♪ 主のォこころはァ トタンのォ屋根ぇよお かわらアないのかァ
見てェ見たァいィ ♪」
こんなのを映画の中では富司純子が亡き師匠との思い出の都都逸
として取り上げてました。これを昔の恋敵役の堺正章が、富司純子の
通夜の際に思い出して歌いだすので、後半部分はこれで盛り上がる、
という設定にしてあります。
下ネタとまで行きませんが、春ですので。
「♪ 梅ァは嫌いィよ、サクゥラァもイヤァよォ モモとォモモとォのォ
あいィがァよォい ♪}
”オソソ”マツでございました。
(私もやりました)この頃ではあまり聞きませんね。その土地
にもよるんでしょうけど、昔はどこでもやったものです。
原作は「明るい悩み相談室」の中島らも。で、この映画は上方
落語の天才師匠(長門裕之)の亡くなる直前、弟子(笹野高史)
が師匠の最後の希望、「ソ、ソXが見たい!」を聞き間違え、
とんでもない方向へ話が発展。ここから爆笑ゾーンに突入します。
さらに、身内や弟子たちが手向け代わりにお通夜に大騒ぎを
するところまで一気に加速。挙句の果てに、死装束の仏様を
無理やり起こし、踊りまくるは、ラインダンスはするは、泣き笑
いの無礼講の馬鹿騒ぎ。
懐かしい、カンカンノォ♪ を歌い踊り、ついに葬式が二件も続出。
もう果ては運転手役の堺正章と滅茶苦茶の下ネタ都都逸 (ドド
イツと読むんですよ)歌合戦!
まあ、ここまで下ネタを映画にしてしまえば文句はないでしょう。
読売新聞の批評では、欲を言えば、富司純子の他に大人の女の
色気を出せる女優が欲しかった、となっていましたが、ここは
むしろ、思い切りバアサン役の女優サンをデンとひとり置いて
欲しかったですねえ。
落語界や歌舞伎界のような世界には、かならずひとりやふたり
存在感のある、バアサンがいるものです。こういうバアサンに
渋い三味線を弾かせて艶歌をやるとピカイチだったりして。
後半、やや間延びした感もありますが、脇役連も好演でマキノ
(津川)雅彦の第1回監督作品としてはもう上出来です。
祖父の牧野省三、叔父のマキノ雅弘両監督、浅草生まれの役者
沢村国太郎を父として、沢村貞子、加藤大介やらマキノファミリー
の役者一族の血は、新しいマキノ雅彦監督によって生まれ変わった
と言っては大袈裟でしょうか。
最近この手の邦画がないですねえ。気楽に楽しめる作品です。
兄貴の長門裕之が上方落語の噺家役で出てます。昔、このひと
は映画「にあんちゃん」に出ていたんですよ。九州の炭鉱を舞
台にした悲しい映画でしたけど、どうもあのイメージが未だに
強くて。ウッ、古い! 知ってるひともいないかも。
「♪ 主のォこころはァ トタンのォ屋根ぇよお かわらアないのかァ
見てェ見たァいィ ♪」
こんなのを映画の中では富司純子が亡き師匠との思い出の都都逸
として取り上げてました。これを昔の恋敵役の堺正章が、富司純子の
通夜の際に思い出して歌いだすので、後半部分はこれで盛り上がる、
という設定にしてあります。
下ネタとまで行きませんが、春ですので。
「♪ 梅ァは嫌いィよ、サクゥラァもイヤァよォ モモとォモモとォのォ
あいィがァよォい ♪}
”オソソ”マツでございました。
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