映画「テルマエ・ロマエ」

以前からコミック界では話題だった「テルマエ・ロマエ」

イタリア人の夫を持つ日本人女性ヤマザキマリが描いた作品です。


古代ローマ帝国の浴場設計技士が大浴場製作の仕事上の悩みから

解雇され、入浴していたローマ風呂から日本の銭湯にタイムスリップ

してしまい、古代ローマ浴場に日本の風呂文化を取り入れて成功して

いくというお話なのですが、古代ローマ人がワープし何度も現代日本

の温泉やら家庭風呂やらに行き来するドタバタさが堪らなく可笑しい

作品でこのほどついに映画化されました。

古代ローマと日本風呂の浴場大スペクタクルです。



一足先にカミサンが友人と見に行って来ましたがあんまり可笑しい

のでもう一度見に行っても良いと言っておりまして、近くのシネマ

コンプレックスにでも行って見るか、と話しているところでした。

原作も皇帝ハドリアヌス統治下のローマ時代の設定で歴史的にも

考証がしっかりしていてなかなかコミックとしても面白い作品です。

映画のHPはこちらです。


主演は設計技士シリウスに阿部寛、共演が市村正親、北村一輝と

顔の濃い～連中で固め、このほどイタリアで試写された際は阿部寛

がとても日本人とは思えないという現地のコメントも入っていて、

何か賞を取ったようですね。イタリア全土で公開されたらきっと

受けそうです。

「平たい顔族」の我々日本人から見ると海外で絶対ヒットする映画

であることは間違いないです。風呂好きな古代ローマ人が銭湯に

トリップするというアイデアが秀逸です。様々なギャップが面白い。


因みに原作者のもうひとつの作品「モーレツ！イタリア家族」も

イタリア人家族の一員となった日本人妻の愉快な日常を描いた

コミックでこちらもお奨めです。