片雲の風に誘われて

自転車で行ったところ、ことなどを思いつくままに写真と文で綴る。

2/5 懐かしい顔が訪ねてくれた。

2025-02-05 23:16:27 | 日記

 もう30年近く前に知り合い、私が中国で工場を立ち上げるときも協力してくれた男が訪ねてくれた。この春節の休みを利用して家族旅行だ。娘さんは二十歳ぐらいだが、彼女の生まれたばかりの時にお目通りを頂いている。現在は大学でバレー?を勉強しているそうだ。彼は何度も日本へは仕事で来ているし、かつて何年かは滞在したこともあるが、奥さん、娘さんは初めての来日だった。娘さんに日本はどうだったか尋ねると、最高だと、また必ず来たいと言った。父親も何度も日本には来ているが、観光地にはあまり足を入れていなかったとかで、大阪に入り関西を巡り、関東を巡り十分日本を満喫したようだ。帰りはここ静岡の空港からを選択してくれていた。
男同士で懐かしい話に夢中になって女性たちにあまり話しかけられなくて失礼した。
彼の話によると、会社にいた人にも取引先の人にも、この21世紀の中国の高度成長の波に乗ってたいそう成功している人たちがいるようだ。日本にマンションを持っている人、ミャンマーの宝石を扱って成功している人だとか景気の良い話も聞けた。私の暮らしはどうだと聞かれたので、「もうあまり外国を長い日数旅することができないので、キャンピングカーを買って国内を回ろうと思っている」と答えた。するとさすが中国人、「その車はいくらだ?」と聞いてきた。金額を答えると「オウ、そんなに安く買えるか!」と。確かに彼らの金銭感覚は20年前とは大違いだ。彼の20年前に購入した中古のアパートが一時は20倍の2億円近くまで高騰したそうだ。ただし今はその七掛け程度まで落ちていると。
「また是非杭州を訪ねてくれ」と言って帰っていった。

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1/1 2025年正月

2025-01-02 00:44:50 | 日記
 昨日の薪作りで身体の節々が痛い。それでも午前中、エリーの散歩で4千9百歩、そのあと妻と水神社に初もうでで4千歩。帰ってからさすがに草臥れてまたサンルームで昼寝。これがどうもよくなかった。また少し熱が上がり始めた。
 弟の家族が東京から墓参りと新年のあいさつに来た。姪はクラシックバレーダンスの教師になりたくて、関西の大学の教育学部にこの春から進学するそうだ。通常の高校に進学せずに通信制の高校を自ら選んで勉強していた。アルバイトをしながらレポート提出も問題なくしたようだ。弟は高校二年になるが、東京都のグローバル人材ナンタラの海外視察に選ばれて来週からパリへ一週間研修とのこと。父親を含め少し心配な家族だと思っていたが、その心配が杞憂だったようだ。良い子たちに育っている。
 そのあと夕方、原村で体調を壊していた娘家族が来宅した。モンタロウは体調が回復しているのかハイテンションでご機嫌だ。アサトはまだ熱があるようで夕食の後トイレと言ってそのままベッドに行った。
一番問題のなかった父親も高熱が出始めた。これではわが家族もインフルエンザかコロナの洗礼を受けることになりそうだ。
 そんな状況の中、夕方までの昼寝で少し体調を回復し、少し高めだった熱も下がった私は眠れなくて見かけだった、ウォン・カー・ウェイの『恋する惑星』を観た。図書館で借りてきたDVDだ。彼の『花様年華』を観た後見たくてネットで探していたがなくて図書館で見つけたものだ。わが青春のATG(アートシアターギルド)映画のごとく、観客はどうでもよく自分の作りたい映画を作るいという流れを踏んだ映画のように思えた。しかし、ATGは自己崩壊してゆく主人公が多かった印象だが、カーウェイの映画はそのままその気分が継続してゆく。その時の状況を否定も肯定もせず、受け入れてゆく。しかし、それほど明るくないが暗くもなく少し冷めた日常が続いてゆく。
 それほど波乱万丈の人生でなく、かといってそれほどつらいとも思わず送ってきたわが人生、あんな青春の気分の頃もあったなと思える映画だ。

 このビデオケース撮影にも使ったスマホスタンド。本の撮影にも光の方向とか反射に苦労していたが198円のこのスタンドでその苦労を解消できた。
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12/30 庭掃除

2024-12-30 14:51:18 | 日記
 裏の背戸道の落ち葉をかいた。エノキなどの落ち葉で一杯だったが、西風がすでに大方吹き飛ばしてくれてある。ブロワーで吹いて集めたが、袋一杯にもならなかった。それでも、これで掃除しましたよ、との見かけはできただろう。
 一週間ほど前から発熱していて、ここ二日ばかりで下がってきたので何とかやる気が出てきた。夜中にウイスキーを飲みながら本を読んでいたのが原因だと思う。
 掃除中、宅配便が届いた。先日の従姉の葬式で会った彼女の父方の従弟たちとの話で出てきた、彼らの家の歴史に関する資料だ。一人の従弟が、伯父の調べた家系図だとか、聞き語り記録や写真を集めてUSBに入れたものだ。
伯父の家は代々犬山の成瀬家に仕えていた。そもそも成瀬家に仕えるようになったのは、成瀬家が犬山城主になった後、尾張にも領地を得て、その地の代官として召し抱えられたのが始まりだという。どうもその土地の有力者だったようだ。今から4百年近く前の話だ。幕末は江戸勤務だったのか、維新後になってから、成瀬家の江戸屋敷だった番町の3千坪の屋敷の一角を分けてもらい今でも居住している。
犬山成瀬家は尾張徳川家の家老身分だったそうで、家禄は3万石と少なかったが、実直な家柄で、家臣にも優しい殿様だったようだ。そんな成瀬家で4百年も無事家系を絶やすことなく続いてきたのは恵まれていたと言えるだろう。今も現存する犬山城はつい最近まで成瀬家の個人所有であった。伊勢湾台風などで被害を受けたときはその被害修理費用捻出のために大変苦労したそうだ。伯父が公職(文部省)を引くころ、当時の成瀬家の当主は東大の教授だったそうだが、この個人所有を何とか公のものにできないかと相談に乗ったそうだ。城とその所有する文物を含めて白帝文庫として維持できるようになったそうだ。
 今回、この資料を読んで初めて知ったが、成瀬家と井伊家、中野家は縁戚があり、井伊谷にいたころの井伊家にはわが町の新野親矩の娘が嫁いでいる。確かに30代も遡ればおおよその日本人は何らかの血縁が繋がるだろう。
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12/20 ドイツ映画『僕とパパ、約束の週末』鑑賞

2024-12-20 20:46:21 | 日記
 これは映画館で観た。以前予告編で見て、掛かったら見ようと妻と話していた。今日は娘が昼まで家にいるというのでエリーをおいて行ける。午前中の回を見た。
 自閉症と診断されたジェイソンが10歳になる。自閉症は自分の生活に独自のルーティーンがありそれが守られないとパニックを起こす。また周りで大きな音などが起こるとこれもパニックにつながる。ジェイソンは小学校では変わった子として同級生にからかわれる。そんな中にサッカーのチームではどこを応援しているかと問われた。彼はそれを決めるためにはすべてのチーム、そのスタジアムを確認しないことには決められないと考える。この決意に父親が同意する。毎週末、ドイツにある1部から4部までの56チームのゲームをすべて見るために親子で国内を大移動する。大音響のスタジアム、熱狂して騒ぐ周りのファンたち、彼の嫌いな状況の中で様々なパニックを起こす。自閉症を正面から取り上げた映画としてドイツでは高評価を得たという。しかし映画では表現しきれなかった葛藤が家族にも本人にももっとあるのだろうと思う。
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12/18 インド映画 『RRR』鑑賞

2024-12-18 13:49:44 | 日記
 湯河原の忘年会で、K君から、面白いからと渡された。歌や踊りが随所に現れるのはインド映画のお約束だが、残酷シーンが多いのは少しテイストが違う。インド映画史上最大の7千2百万ドルをかけたそうだ。R R R とはRise
(蜂起)Roar(咆哮)Revolt(反乱)の頭文字を並べている。
 物語は実在したと言われるインド独立の功労者二人が主人公だ。一人は、妹を英国植民地支配者に誘拐されその奪還を目指す男。もう一人は、インド独立のためには、闘争できるだけの武装が必要だとして英国植民者の警官となり、警察の中で出世し、英国の武器を奪おうとしている男。二人とも武芸に秀で不死身である。そんな二人がお互いのことをよく知らずに友達になる。しかし、英国植民地支配者に近づくにつれて、がむしゃらに妹を取り返そうとする男と英国を見てそれを阻止しようとする男の葛藤が始まる。裏切りと見えることも出現する。しかし、後半妹を取り返そうとする男は、警官に身を包んでもインド独立の大義のため奮闘する男の真の姿を知る。自分は単に妹の奪還だけが目的であったが、インド独立の大義を目指す男の偉大さに己を恥じる。自分がいかに知識が足りず、愚かだったかを思い知らされる。
最後は、その地の支配者をやっつけ、大量の武器を奪うところで終わる。
 2022年アメリカでは人気だったという。いくつかの賞も受賞している。しかし3時間を超える大作だ。K君は面白くて時間を気にせず一気に見たと言ったが、こちらは深夜眠い目をこすりながらなので、結局4回に分けて観ることになった。酔眼もあり内容を理解していないところもあったかもしれない。映画館の大スクリーンで見たら戦闘シーンなど大迫力を感じられただろうと思う。
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