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どちらも図書館で別の本を探しながら書架の間を歩いていて目に留まった。以前新聞やネットで書評やら話題で記憶にあった。それにしても両極端の本だ。前者は現在にも将来にも大した希望も夢もない70過ぎのオジサンの生きざま。後者はハイティーンで、現在にも将来にも夢も希望もあるぴちぴちギャルの話だ。前者のヨレヨレ日記形式の本は沢山出ている。以前どうも読んだ気が少しするが、他の本かもしれない。何分こちらもヨレヨレになっているから思い出せない。後者は昨年の本屋大賞に選ばれいろいろなメディアで何度も取り上げられていた。富士市出身の作家だ。wikiによると、子供のころから本を読むのは好きで、先生に何か物語を書いてみたらと言われそれからよく書いていたそうだ。しかし、先輩の作家を読んで、とても自分には力がないとあきらめたことがあったそうだ。しかし、結婚を機に自宅でも文章を書いて収入を得られないかと考えてまた始めたそうだ。作家は京都大学を出ている。主人公の成瀬は高校入学時は東京大学志望だったが、受験が近づいた2年生後半は京都大学に志望を変えている。どうも自分をモデルに膨らませているのではないだろうかと思う。続編らしい『成瀬は信じた道を行く』が出ているようだがここの図書館にはおいてない。