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購入契約して値札が外された車。
暮れから見に行っていた静岡丸子のキャンピングカー販売店でついに契約した。昨日最終の現物確認に行き見積書をもらって帰った。妻に購入する旨知らせると妻は頑強に反対した。そこにいた娘などは、「同世代が免許証を返納し始めているのに!」とまでほざきよった。キャンピングカーが我がバケットリスト(backet list)に挙がったのは2017年の秋にその当時一緒に暮らしていたランを連れて東北を一週間ばかりレンタルのキャブコンで旅したころだ。まずはレンタルして気に入れば購入しようというのが夫婦間の話であった。しかし、それなりに資金の準備が必要で延び延びになっていた。そして後期高齢者の階段を一段上った年末あたりで、遺された時間の少なさを思い知った。娘の言うように車を運転できるのはあと何年だろうかとの考えが頭を過った。ここ田舎では車の運転能力はQOL(クオリティ・オブ・ライフ)を維持するための最重要の能力だ。周りを眺めれば90歳近くなっても車を運転してスーパーに買い物に来て、車を降りるのもやっと、歩くのもやっとという人を多く見かける。それができなくなれば、自活はできなくなる。自分がそこまで運転する能力を維持できるとは思えない。ましてやキャンピングカーを運転して長距離の旅などはできてもあと数年だろう。そう思ったら決断するにはもうこれが最後の機会だという気持ちが強くなった。妻にはそれなりに匂わせておいたが、いざ購入の話には拒絶反応だった。昨年の自分の手術などを考えると体力を必要とするようなアクティヴな思考などしにくいのだろう。しかし今回の購入資金は、子供がお年玉や小遣いをコツコツ貯めてできたような金で、私たち夫婦の生活にはその金は何に使おうとも何の影響もない金だ。ある意味世界情勢の動きの中で運よく手に入った金だ。私が何に使おうが、子供の小遣いの使途と同じように他人に迷惑をかけなければ認めるべきだ。と今朝妻に宣言した。OKとはなっていないが強硬な反対の声は小さくなった。そこですぐに契約に向かった。納車は2月末になる予定だ。