(脊振山山頂付近の木道を歩く)
9月の九千部山以来のS山行、お久しぶりです。(メンバー7人)
脊振山系の紅葉を見に脊振山頂から蛤岳を歩きました。
薄曇りながら時折薄日が射すお天気です。
木道から見る紅葉はちょうど見ごろ!
シロモジやブナの黄葉に交じって、カエデ類の真っ赤な紅葉も楽しめました。
向こうに見えるレイダードーム辺りも紅葉しています。
時折ウリハダカエデの真っ赤な葉が現れます。
木道に張り付いた苔の胞子嚢が面白い!
脊振山系は秋のきのこのシーズンのようです。
クリタケだったら今晩のおかずになるのだけど~
これは小鳥の巣のようです。落ちたのでしょうか?
水の流れに沿って、脇道を入って行きます。
サラシナショウマはすでに実になっていました。
蛤水道に出ました。
成富兵庫成安の水功碑近くのコハウチワカエデが真っ赤でした。
蛤水道は土木遺産になっており、碑が立てられています。
オタカラコウは、まだ盛りに咲いていました。
ここら辺りは暖かいのでしょうか?ノコンギクもまだまだきれい!
蛤水道の美しい水の流れに沿って歩いていきます。
30分ほど登って蛤岩のある山頂に着きました。
ヒノキが大きくなって眺望がなくなりそうです。
それでも佐賀市方面から雲仙まで確認できました。
山頂付近に多い、ウラジロノキにはこんな実が付いていました。
同じバラ科のカマツカの実を大きくしたような実です。
下りは蛤岳の奥座敷を通ります。
紅葉には少し遅かったようだけど、山桜の大木を何本も見ることができました。
花の頃、また行ってみなければ~
山の中で初めて見た野ネズミ~可愛い!
小さいけど森にとっては大きな役割を担っているんですよね~
こんな紅葉と発見の脊振山頂~蛤岳縦走でした。
紅葉の頃の脊振山系は落ち着いた雰囲気でいいですね~
メンバーの皆さんお疲れ様でした。
ところで脊振山頂に登る車道の途中にこんな看板が立っていることをご存知でしょうか?
アンドレ・ジャピーは、フランスの冒険飛行家で、フランス政府によるパリ―東京間
100時間飛行の懸賞競技に挑み、昭和11年(1936年)11月15日パリを飛び立ち、
11月19日早朝、不安定な気象条件の中をジャピー機は東京へ向かって香港を出発。
しかし、飛行は困難を極め、気流に巻き込まれ脊振山頂付近に墜落しました。
遭難を知った地元の人々は、捜索隊を編成し、雑木林の中で動けなくなっていた
ジャピー氏を発見し、ジャピー氏は一命を取りとめました。
当時この出来事は国境を越えた人間愛として大きな話題になり、小さな村に咲いた
フランスと日本をつなぐ感動的な出来事として、今でも語り伝えられています。
墜落した山中には石碑が建立されています。
その縁で神埼市とフランスのボークール市は姉妹都市になっています。
その感動的なお話は数年前に佐賀市内の日仏交流の拠点になっている
カフェ”ブラッサンス”で朗読劇として聞いたことがあり、大変興味を持っていました。
折しも登山の日はそのボークール市からジャピーさんの関係者が見えていて、
登山を終えての帰り道にそのご一行様と遭遇しました。
フランスと日本の交流の一場面を見れて脊振山登山は、
より一層思い出深い一日になりました。
(木道から見た紅葉)
コンパクトカメラで、しかも山行の歩きのリズムを崩さないように、
撮影しますので画像にも限りがありますが、
できるだけきれいに撮れたものをアップしています。
秋の風情を感じていただけたら嬉しいです。
リーフさんは久留米の吉田さんのお友達ですか?
久留米の吉田さん~蛤さんとはお友達ではないのですが、
山頂でお会いした時に、お花に興味のある人だったら~
ということで蛤さんお勧めのコースを案内していただきました。
その時の記憶を頼りに皆さんのお力を借りて行ってみました。
水の流れと自然林を楽しめて、いいコースだと思います。
人の山行のコースから、彼の事が浮かんでくるんですから、相当に強い個性の人ですよね・・・。
『その時の記憶を頼りに皆さんのお力を借りて行ってみました。』ってすごい勇気のいる事じゃないですか?
自分ひとりで歩いても、彼と一緒に歩いたコースをちゃんとトレースするのは大変だったと言う経験を何度かしています。
一人で知らない山道に入って行く勇気はリーフにはないのです。(笑い)
幸い山行メンバーの中には、山道の勘が働く人、遠くの目標物を見分けられる人、
などもいて皆さんとこっちとか、あっちとかいろいろ話しながら、
難なく通ることができました。
山行の強みはこういうところですね。
30年前、友人と、天拝山~十防山まで、テントを担いで歩いた記憶がよみがえりました。
いつもご覧いただいてありがとうございます。
脊振山系から蛤岳までは季節ごとに違った楽しみがあり、
何回でも行きたい所です。
>30年前、友人と、天拝山~十防山まで、テントを担いで歩いた記憶がよみがえりました。
そうなんですね~
テント泊でかなりの距離を歩かれたんですね~
いつかテント泊もしてみたいリーフです。