行雲流水~季節の花とともに

自然や草花を通して感動を伝えたい~リーフのブログです。

植物友の会~薬草観察会

2013年05月12日 | 植物(きのこ)観察の会
               (徐福長寿館前広場にて)



今月の佐賀植物友の会、観察会は金立徐福館で薬草の観察会です。
素晴らしいお天気に恵まれて30名ほどの会員の皆さんが集まりました。

今年度から会長になられた野中源一郎先生と一緒に、徐福薬用植物園に植栽されている
薬用植物を見て回ります。

佐賀の滋養強壮の名薬、野中烏犀圓 (うさいえん)の代表者でもあられる野中会長のお話は
分かりやすく身近な植物がもっと身近に感じます。










たとえばこのカタバミ(カタバミ科)~葉の一部がかじられたように欠けているので
「傍食 かたばみ」と言われるようになったそうです。
薬効はかゆみ止めで、虫に刺されたときに葉をすりつぶしてそこから出た
生汁を患部に塗るとのこと。

   

カタバミと言えば、植木鉢の上にも広がり厄介者の雑草の代表者みたいな植物ですよね。
   


最近増えているこちらは、北米原産の帰化植物のオッタテカタバミ~茎が立っています。
   


そしてこれは紫色の葉っぱのオキザリス。
   

カタバミもオキザリスの仲間で学名はオキザリスと言います。
オキザリスとはシュウ酸のことで、葉っぱを食べたらやっぱり酸っぱかったです。
水にさらせば食べられるとのことですが、シュウ酸を含みますので結石の原因となり、
多食は禁物とのことです。~なかなか面白いカタバミの話でした。









里山でよく見るツワブキ(キク科)は葉っぱを採って火にあぶり、患部に張れば傷を治すとのこと。
山歩きで怪我した時はぜひ試してみたいですね。
でも覚えていればですけど~(笑い)









肝臓の薬(肝は目に通じる)になるメグスリノキ(カエデ科)








下痢止めの薬になるキンミズヒキは渋いとのこと。



他にもいろいろな薬草のお話し、勉強になりました。
昨年リニュアルされた薬草園はこれからも季節ごとに花が咲き代わり、観察にもってこいです。


参加者の皆さんお疲れ様でした。



徐福長寿館付近で見たサクランボの木にはこんな実が生っていました。美味しそう!










そしてヤマボウシはもう花が開いていますね。









金立山の山肌も山笑う季節になりました。


そろそろ山に出かけてみましょうか!

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