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HDR写真 (ハイダイナミックレンジ写真)を中心に、ときどき(3DCG・建築パース・酒・サッカー・音楽・囲碁)など

銀ぶら

2006年11月23日 06時02分54秒 | ■ 呑む・食う
 銀座で個展を見た帰りに久しぶりでライオンに寄る。最初ここに来たのはいつだろう。以前東京にいた頃だから34年前か。この店はあの頃とほとんど変わらない。変わらないということはある種の安心感を与える。高い天井から吊られた照明、壁面のタイル、少し小さめのテーブルとイス。



 その後も何回かは来ているがいつも大きなガラスモザイク壁画やビール、肴に気を取られホール内の細かいところには目がゆかない。今日はちょっと写真でも撮って検証してやろうかと思う。が、あの暗さの中で古いタイルなどをカメラ手持ちで撮影するのはつらい。露光時間が長くその間どうしても手が動くからブレた画像になるのである。三脚も無いし仕方が無いのでカメラをテーブルに上向きに置きセルフタイマーで天井を撮る。



 タイル張りの柱の上部にくの字型に曲がったタワシのようなものが設置されている。なんだろう?なんのためにあんな高いところにあるのだろう?ビールを呑みながら上を見ていたら「お待たせ致しました。」と店員の声とともに料理が来てテーブルの上に並べられる。



 白菜のサラダ。白菜を生で食べた事はない。若いころ友人と鍋を囲んだ時煮えてもいないのに焦って食べた事はあるが。(笑) 往々にして黒ずんだところがあったりぽちぽちとドットのような模様があったり見た目にもサラダには向かないのではないかと思っていたが、きれいだ。味も悪くはない。とゆうか癖がなさ過ぎかもしれない。どんな白菜でも新鮮なうちは生で食べれるのであろうか。それとも契約農家でそれ用に作っているのであろうか。

 そんなことを考えながらビアホールを出る。街はクリスマスのデコレーションでいっぱい。ほろ酔い加減で松坂屋デパートの前を通り過ぎ服部時計店を斜め左に見ながら右に曲がる。ふとTV番組の1シーンが脳裏を過る。確かこの辺だ、安価でうまい寿司屋があったはずだ。酔っぱらいの執念が実ってかあっけなく辿り着く。築地すし鮮 銀座5丁目店

 リーズナブルな熱燗と寿司で脳と腹を満たし帰路に着く。