ゆうべ自転車で帰りがけに江戸橋の近くを通りかかったらナナハンに乗ったシトが歩道にナナハンを乗り上げ待ち構えてる。
ほろ酔い加減でへらへらちゃりんこちゃりんこしてた(酔っぱらったらきょ~び自転車でも捕まるから良ゐ子は真似しないよ~にね。)オレは、へ?なんだ?とばかりスピードを緩める。
バイクの色とか服装からして白バイとか官憲の類いではない。
ナナハンに乗ったおに~ちゃん(たぶん)は「ちょっとすみません。」とフルフェイスのメット越しに言葉をかけてきた。
「は、なんざんしょ?」とオレ。
メットのゴーグル部分を上げながら「道を訊きたいのですが~。」と彼。
街灯が当たらなくちょっと暗いのだがそれにしても顔が見えなさすぎる。
「勝鬨橋はどっちになるのでしょうか?さっき間違ってそこの出口で高速降りちゃったんです。」
「ん、そか。ここ、も~ちょっと行って左に曲がったら日本橋だからそこまっすぐ行くと銀座に出るし・・・」
「あ、あ、すみません、銀座は混むから通りたくないんですよぉ。」
「(なんだよ、弱っち~バイク野郎だな。)え?どこ行きたいの?」
「葛西の方なんです。」
ここまでしゃべっててよおやく彼の日本語の変なイントネーションに気づく。←遅せ
んで、まじまじ顔を見たら暗闇の中に目の白い部分が浮かぶ、オレとは違う国のシトだ。
「お国はどこなの?」
「インドです。」
「へ~、すごいね。ナナハン乗って。」
「いえいえそれほどでもないですよ。」
「地図とか持ってないの?」
「今日はあいにくナビも付け忘れて地図も持って来なかったんです。」
「そっか~、それじゃわかんないよね。ほらこれ見てみ。」と偶然このへんの地図プリントしたの持ってたオレは彼に見せてあげる。
「んとね、ここの歩道渡って昭和通り沿いに走って途中で左に曲がったらええわ。」
地図を見てまわりと見比べてあちこちチェックした彼は「Uターンだめですよね?」
「だめ、ここはけっこおまわりさん見てるし、道路渡るだけだから降りて歩いたら?」
「押し歩きですか~。」
「そ、押し歩き。」
並んで自転車とナナハンを押して横断歩道渡った日本人とインド人は「気ぃつけて行けよ~。」「ありがとうございました~。」と手を振って別れた。
以下、写真は本文とは関係ありません。
昨日の都内某所です。
(3枚目だけ↑クリックすると全く違う写真が拡大して現れます。)