HDR_nonbe

HDR写真 (ハイダイナミックレンジ写真)を中心に、ときどき(3DCG・建築パース・酒・サッカー・音楽・囲碁)など

Jeanloup Sieff写真展

2010年05月14日 21時36分04秒 | ■ HDR-multi shot
明後日までなので焦って行ってきた、恵比寿の東京都写真美術館。


NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6、RAW×3→HDR。

久しぶりでまともな昼に都会に出ると怖い。電車の中で胸元がべろっと開いておっぱい半分くらい見えるので見ると手で直されて睨まれる。駅から地上に出ると五月の風がちょ~短いスカートからにょきにょき出てる脚の間をすり抜けるのを見てるとやはりいつの間にか睨まれる。美術館に駆け込んでホッとした。

ジャンルー・シーフってけっこ好きで15年くらい前ベルコモンズでやったときも行った。今回は没後10年の記念みたいで未発表の作品もあった。確かに見たことないのがあった。ソルボンヌ大学のデモ、ポーランド1957、イスタンブールの代書屋なんか初だ。メイドが仕事さぼってオナニーに耽ってる作品も初めて見たけどこれは既出か。

初見で一番興味を引いたのが砂丘を撮った『ピラの砂丘』1973年。これは実際にプリントを見なければわからないと思うのだが右側の陰の部分は砂粒が見えるのではなくフィルムの粒子だ。それが左側の砂の模様と対比してすごいええ味を出している。このざらつき感て昔流行った好きな表現方法だ。

今デジイチから始めてるシトって異常にノイズを気にしてとにかくノイズ除去ノイズ撲滅って神経質になってるけどど~かなと思う。あんましぬめぬめしたらCGの失敗こいたのにしか見えない。かえってCGのほうがヨゴシやノイズのテクニックでリアルにしてる。(笑)


ビンボーまっただ中なので図録購入しよ~かど~か3日3晩悩んだ。悩んだあげく未発表作品載ってるし、メイドのオナニーも載ってるし、買うた。
んで、帰ってきてよく見てびっくり。こんな装丁初めて見た。帯でわかんなかったんだけど、表紙と裏表紙ただの厚紙やん。厚紙でハードカバーってシャレかいっ。





ちょっとでもコーヒーとかこぼしたらぶよぶよやな。嗚呼、2,500円。
でも、なんかおもしろい装丁なのでそんなに不満に思ってるわけではない。(笑)