ナツツバキの木に花が咲いている。
別名沙羅の木と呼ばれるが
お釈迦様の沙羅双樹の木とは違うらしい。
白い花が本当にツバキそのままで
梅雨頃から夏にかけて咲くことから夏椿と言うようだ。
実はだいぶ前からどうやら咲いていたようだが
余りにも背が高くなり過ぎて
上の方で花が咲いていることに気づかなかった。
ところがある日
地面に落下した花首を見つけて気がついたというわけだ。
やっぱりたまには上を見ないとダメだね。
ところで先日、東のガーデンに河津桜の苗木を植えた。
他の桜よりも早い時期に咲くというので
以前から欲しいと思っていた。
うまく根づいてくれるといいのだけど…。
そう思いながら、ふと見回した先の木に
ピンク色のものがぶら下がっているのが目に飛び込んできた。
これは一体何?
花なのか、種なのか…。
その前に、そもそもこの木は何だろう?
数々の疑問が頭をもたげてきた。
でもよく見ると、確かモミジの木で
これと同じプロペラの形は見たことあるかも…。
そこで、いろいろと調べてみた。
すると、どうやらこれは翼果というもので
カエデ科やニレ科の樹木に多く
この中に仕込まれた種子をプロペラの力で飛ばして
遠くの地面に落とす仕組みのようだ。
へえ~知らなかった。
そんな素晴らしい科学力を身につけているなんて…。
恐るべし、自然の営み!である。
でも、結局、この木の名前はわからずじまい。
どなたかわかる方は教えて下さい。