noriba-ba's garden

大家族のバラ、お一人様のバラ

今年のバラもそろそろ終わりかけになって

ようやく咲き出したノヴァーリス。

うちのバラの中ではいちばんの背高のっぽなので

なかなか上手く写真に収められない。

パープル系のバラが欲しくて今までいろいろと植えてきたが

唯一このノヴァーリスだけが立派に育っている。

ただし、このバラは樹勢は強いが花びらが傷つきやすく

花持ちがイマイチなのが玉に瑕…(笑)

花びらが雨や虫にやられてすぐにダメになるのだ。

下手すると蕾のままで終わることもある。

何でだろう…育て方が悪いのかなぁ~。

でも、だからこそ完全な姿の美しい花が咲いた時には

他のどのバラよりも嬉しく感じるのだ。

それに比べてこのハンスゲーネバインは

小さな蕾まで全て開花してくれる

サービス精神満点の気のいいバラだ。(笑)

こんもりと丸いカップ咲きの花が

肩寄せあって咲く姿はまるで仲良し家族のよう…。

現役を退き老後を迎えたじぃじやばぁばもいれば

働き盛りのお父さん、家事に子育てに忙しいお母さんもいる。

そして思春期の中高生や元気一杯の小学生もいれば

まだ手のかかる乳幼児もいる。

いろんな世代がひとつ屋根の下で賑やかに暮らす

まさに理想の大家族の姿がここにある。

何とも羨ましい光景だこと…。

この大家族の横で名前のわからない赤いバラが

今年初めての花を咲かせている。

今まで咲いた姿をほとんど見たことがないので

名前はおろか、その存在すら忘れかけていたのだが…(笑)

今年になってなぜか急に成長し始めたようだ。

この白いバラも名前は知らないけど

今年になって突然たくさんの花を咲かせ始めた。

何でそうなるのかわからないが

こんなこともあるからガーデニングは面白い。

目が覚めるような強烈なショッキングピンクで

圧倒的な存在感を放つバラはパレード。

1~2番花は虫にやられて散々だったが

ひと段落過ぎた今は美しい花姿を取り戻してきた。

相変わらず虫食いだらけの花を

凝りもせずに咲かせ続けているバフ・ビューティー。

その健気さがいじらしくて

思わず「がんばれ!」と応援したくなる。

最後に紹介するのは真紅のバラ、宴。

直径10cmはあろうかと思われる大輪の花が

ポツンとたったひとつ咲いている。

今流行りの「お一人様」ブームに便乗したのか…(笑)

周りのことをいっさい気にするでなく

何ともお気楽な様子でマイペースを通している。

群れるのが嫌いな気持ち…よくわかるよ。

私もそういうところあるから…。

 

開花してすでに10日以上も経っているのに

まだしつこく咲いているのも

そうか、誰が何と言おうと…人は人、自分は自分。

散り際は自分で決めるということか。

なるほど、それはそれで確かに立派だと思う。

ただ、引き際を誤って晩節を汚すってこともあるから

そこは気をつけた方がいいよ!(笑)


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