先週末は梅雨の中休みということで
久し振りにスッキリと晴れた青空の下で
山庭の手入れやジャガイモの収穫
伸びた梅の枝の剪定など
気になっていた庭仕事に汗を流した。
梅雨に打たれて無残なバラが多い中
ひとり気を吐いているリリーマルレーン。
今年新しく出たシュートの先にも
たくさんの蕾がつき、いくつも花が咲いている。
花びらも茎もよほど丈夫なのか
雨にもマケズ…ピンと背筋を伸ばして立っている。
もう一つ元気に咲いているのが
淡いピンク色のこのバラ。
これはおそらく…
フラウ・ジュリー・ポールセンかな?
自信はないが、そういうことにしておこう。(笑)
今年も出てきた宿根草のアスチルベ。
ほのかにピンクがかった白い花と赤い花
二つの株が仲良く並んで…
いつ花が散るのか…明日散るべ~(笑)
「オバサン…そんなベタな駄洒落…楽しいですか?」
あ、ノラくん。久しぶりだね!
「何だか…ボクは情けないです。」
え~、何で…?あの駄洒落はダメ?
「だって、そのまんま…じゃないですか!」
「もうひとひねりしないと、お洒落じゃないです。」
そっかぁ~、面目ない…。
じゃあ、ノラくんだったらどう言う?
「う~ん、そうですねぇ~、アスチルベ…明日散るべ…」
「あっ!オジサンだ!」
え~、そう?
「オジサンの音がする!」
オバサンには聞こえないけど…。(笑)
「ボクにはわかるんです!」
まだ来てないじゃない…。それよりさっきの話は?
「今はそれどころじゃありません!」
「こうやって、待っていないとダメなんです!」
何、それ…。
もしかして…ごまかしてない?(笑)
「ホラ、来た!オジサン、待ってました!」
「ノラくん、お待たせ…。」
「わぁ~い、ご飯だ、ご飯だ!」
「昨日は一回も来なかったから、腹ペコじゃろ?」
「ハイ!ボク、お腹がペコペコなんです!」
「さあ、どうぞ…食べたら良いよ!」
「じゃあ、お言葉に甘えて…いただきま~す!」
何?今日はえらくお行儀がいいね。(笑)
「そりゃあ、ボクだって礼儀をわきまえてますから…」(笑)
へぇ~、そうなんだぁ~。
いつもみたいにガツガツ食べないのね。
「こうやって、お上品な食べ方もできるんです!」
ふ~ん。
「よし!じゃあ、牛乳もサービスだ!」
「わぁ~い!ボクの大好きな牛乳だ!」
「お行儀よくすると、こんな良いことがあるんですね!」
そうだね。良かったね!
「でも、あっという間に無くなってしまいました…」
早やっ!
「オジサン、もう何もくれないかなぁ~」
さあ、どうだろ?
「もう何も出そうにないから…ボク、帰ります。」
エッ!もう帰っちゃうの?
「ボクも元気になったので、忙しいんです!」
「オバサンみたいに、暇じゃないんです!」
あ、そう…。
「オバサンも駄洒落を考えてる暇があったら…」
別に暇ってわけじゃないんだけど…。
「せっせと庭仕事を頑張った方が良いと思いますよ!」
ハイ!確かに…おっしゃる通りです!(笑)
あの度重なる大ケガからマダニ騒動
そして1週間以上も姿を見せなかった時期を経て
ようやく緊急事態も解除したのか
再び元気を取り戻したノラにゃんこだが
ここ最近、何だか妙に態度がよそよそしい。
もともと人に対する警戒心の強いノラ猫なのだが
以前にも増して強くなったように感じる。
私たちの顔を見ると「ニャ~」と鳴き声は上げるが
ソーシャルディスタンスを意識してか(笑)
今まで以上に距離をとっているようだ。
ご飯を食べにやって来る回数も
以前は朝昼晩と3回も来ていたのに
この頃は1回の日もあれば、全く来ない日もある。
おまけに食べ終わるとすぐに帰って行く。
オジサンも「ノラ猫の気持ちは不可解なり…」と
気まぐれな行動の理解に苦しんでいる。(笑)
やっぱり、緊急事態のせいだろうか…。
それとも、それだけ元気になったということか…。
もしかして、彼女ができたのかも…。
あれこれ想像しながら
心優しいオジサンは今日もまた
いつ来るとも知れないノラにゃんこのために
ご飯を準備してひたすら待っている。
「ネコは気まぐれじゃから苦手じゃ…やっぱりイヌ派じゃ!」と
ノラに振り回されている自分をボヤキながら…。(笑)