先日ご紹介したパープルカサブランカ。
ほとんどの蕾が花開いて賑やかなことになってきた。
先週1本切り花にして持ち帰ったのに
まだこんなにたくさん咲いている。
一輪の花としてはバラよりも迫力があり
香りは言うに及ばず…写真映りもなかなか見事だ。
おまけに花持ちが良いとくれば…
まさに鬼に金棒だ。
でも、多少暑苦しく感じないこともないが…(笑)
そう言えば、昔から
美しい女性の姿を表現するたとえとして
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」
ということわざがあるが
そこで言う「歩く姿は百合の花」とは
女性が軽やかに歩く姿は風に揺れる百合のよう…
という意味で使われているらしい。
だが、このパープルカサブランカは見るからに力強く
風に吹かれてもビクともしない感じがする。(笑)
どうもこのことわざの百合の花は
純白で楚々とした雰囲気をもつ鉄砲ユリあたりを
イメージしているのではないだろうか。
でも、ユリにいろんな種類があるように
女性にもいろんな人がいる。
おまけに最近の女性は強くて自立志向も高いのだ。(笑)
だから凛と背筋を伸ばして颯爽と歩く女性も
それはそれで美しく…
とてもカッコいいと私は思う。
時代とともに美しさも変わってくるのだ。
古いことわざにとらわれず
このパープルカサブランカのように
多少暑苦しく感じられようとも
たとえ派手で自己主張が強く目立ち過ぎだとしても(笑)
自分の個性に自信をもって
誰憚ることなく堂々と生きていけばいい。
周りの目なんか気にすることない。
このパープルカサブランカを見ていると
そんなふうに思えてきて
何だかとても勇気が湧いてくる。
そうなのだ…自分のやりたいようにやればいいのだ。
ようやく世間のしがらみから解放され
自分の自由な時間を手に入れ
それができる年齢になってきたのだから…。
残り少ない自分の人生を
後悔しないように生きたいものだ。