夏の間、ほとんど放ったらかしにしていたガーデン。
樹木の枝は生い茂り、花は枯れたまま、雑草は伸び放題で
まさにジャングルといった酷い有り様だ。
とても人様にはお見せできない。(笑)
でも…いつまでもこれではいけないと一念発起!
やおら重い腰をあげて草取りを始めた。
すると、思いがけず
ジャングルの中に咲いている花を発見。
宿根草のルリマツリ(プルンバーコ)だ。
この暑さの中で涼しげな水色の花を咲かせていた。
何と健気なことよ…と思わず嬉しくなった。
そうして見回してみると、他にも…
猛暑にもめげずに咲いている花があった。
しかし、この花は何だったかな?
おそらく春頃に園芸店で買った苗だと思うが…。
あまり見かけない花なのでわからない。
あと、この季節になると必ず咲くカクトラノオ。
キレイな薄紫色の背の高い花だ。
そのままだとあまりにも広がり過ぎるので
昨秋、かなりの株を抜いてしまったが
こうしてよく見ると、結構美しい。
もう少し残しておけばよかった…と少し後悔する。
それから、濃い紫色のミソハギ。
これも勢いが良すぎるので遠慮なく抜いて
少数精鋭で咲かせることにしているが
花の少ないこの時期には貴重な存在かもしれない。
晩夏になって咲くこの白いユリは自生のユリ。
カサブランカのように派手ではないが
清楚を絵にかいたようなユリ本来の美しさを感じる。
そして、夏の花と言えばムクゲ。
これは八重咲きの濃いブルーのムクゲ。
夏の暑い日差しに寒色系の花色は涼しく感じる。
一重のブルーのムクゲも毎日入れ代わり立ち代わり
新しい花がまだまだ咲き続けている。
何とも息の長い花である。
そして、バラの花。
アンティークタッチの紫色のバラ 、ノヴァーリスの
切り戻した枝先に2輪の花が咲いていた。
暑いのに大丈夫か…と心配になる。
純白のアイスバーグも可憐な花を咲かせていた。
ジャングルの中で目立たずひっそりと…。
こうして見ると、猛暑の中でも
結構咲いている花があることに気づく。
草取りをしようと思わなければ気づかなかったかも知れない。
暑さと多忙のせいにして
見て見ぬふりをしていた自分が恥ずかしい。
酷暑だろうが、大雨が降ろうが、台風が来ようが
それでも花は咲く…のだ。
アレコレ理由をつけて怠けているのは人間だけ。
自然界の動植物はひたすら一生懸命に自分の命を生きている。
さあ、明後日からは9月。
夏休みは終わり、いよいよ新学期が始まる。
今までサボってきた分
私も気持ちを新たに頑張らないと…!