柱時計

四十数年前から我が家にある柱時計。
以前、義理の両親の家にあったものでねじを巻かなければ止まってしまう。

今、カチカチ　カチカチ　と規則正しく時を刻んでくれている。

時計のねじはいつも夫が巻いてくれていました。亡くなった後は私が巻いていましたが、
手首を痛めてからは息子がねじを巻いてくれています。
結婚して近くに住んではいるものの、仕事の関係でいつ来られるか分からず
時計が止まるのではないかと気をもむこともしばしば。

ねじを巻いた後、時計の下の角をどこかに合わせているようですが、印が付いているわけではないので
私には分からない。ただ、その時々で進んだり遅れたり。
ピッタリ、ちょうどというのは少ないかも知れない。

今、5分遅れている。こんなにズレているのは珍しい。
もう10日経っているし年内は来られないというし止まらないといいけど。

お客さんが来たときは寝る前に振り子を止め、朝起きた時、時間を合わせて振り子を動かす。
慣れないと　カチカチ　カチカチ、ボン　ボン　という音は気なって寝られないと言っていた。
一睡もできなかった、と言っていたお友達もいた。


今日も　ボン　ボン　と時を知らせてくれている。

今年も。

12月に入り今年もフィンランドのお友達に日本の綺麗な風景の
カレンダーとクリスマスカードを送りました。








10年前に兄に誘われ兄夫婦と兄のフィンランド語を話せるお友達と
4人でフィンランドに行きました。
兄のお友達は高校生のときフィンランドのラハティでホームステイしていたので
フィンランド語が堪能です。通訳してくださいました。
ラハティを拠点にドイツやオランダ、そしてフィンランドでは車で一週間かけて
北の北極圏、国境を越えてノルウェーまで。

サンタランドではサンタクロースに会いました。
今でも握手した時の手が大きく、厚くて柔らかく暖かったのを覚えています。
丁度ここで私の誕生日だったので兄がハーモニカでハピバースディなど
演奏してお祝いしてくれました。

ムーミンワールドに行ったりヘルシンキに行ったり沢山の思い出いっぱいの
とても贅沢な三週間の旅でした。

行った時にはお二人とも施設に入っていたご夫婦にお家をお借りしたこと。
移動する時にいつも車を運転してくださった方。
その娘さんはお家の準備をしてくださったこと。
そしてご自宅に招待して頂き奥様の手料理をご馳走になりました。
お部屋を貸してくださった方の甥御さんは湖のそばのコテージで
おもてなしをしてくださいました。その時一緒にお世話してくださった
女性のお友達とは今でも文通しています。頑張ってフィンランド語で。
もう四人の方が亡くなっていてとても寂しいです。

あの時のお世話になったことわ忘れません。
自分でできるうちは感謝の気持ちを込めて送りたいと思います。

文通している女性のお友達は今月が誕生日なので絽刺しのがま口のキーホルダーを
プレゼントしました。フィンランド語で訳した栞を添えて。
モノトーンのキーホルダーを。

楽しい時間

今年も残すところあと一ヶ月。
11月はお友達とのランチ、お友達にお誘い頂いて日帰りバス旅行に
それに病院にとお誘いいただくと二つ返事で出掛けました。

お友達とのランチが七回、美唄の安田侃彫刻美術館、三浦綾子記念文学館に
定期健診が二回とほんとによ～く出かけました。
私の足よく頑張りましたね。
でもこの楽しい、嬉しい、感動の時間の疲れはとても心地いい疲れでした。

12月はどんな月になるかな。
転ばないように気をつけなくちゃね。





美唄の安田侃彫刻美術館



三浦綾子記念文学館
　　　　　　（旭川市民文化会館にて桜木紫乃さんの講演会を聞く）