キルトづくりを始めて25年位になるでしょうか。
夫の転勤先で出会ったパッチワークのサークルが古着を使うサークルだったのです。
何も持っていなかった私に浴衣の片袖、別の方はおくみを、シャツの背中の部分をと色んな生地を分けてくださいました。
皆さん持っている生地を上手に使って作品を作っていました。
私のパッチワークの原点はここにあります。
裏布には大きな布が必要なので私は安い生成りのシーチングを使います。シーチングより安い柄物があれば安い方を使います。
キルト芯と糸、針、裏布、これだけは買います。
お友達のAさんが新しい布をくれるのでそれも入れますが、手元にある布で何を作ろうか?どんなパターンで?大きさは?と考えていきます。
今修理中のキルトもほとんど手元にある布を使ったのでやはり傷みやすいです。傷んだところはその都度繕ってきました。
でも傷みがひどいので大規模修理となりました。
修理するにあたってAさんに持っている布の中からチェック柄の布だけ欲しいとお願いしました。
こんなにたくさん!!!
今回はこのパターンで。今まで全てチクチク手縫いで作ってきました。
リウマチになったためにトップはミシンで縫いました。40センチ角のものをキルティングしながら少しずつ縫い留めて。
パッチワーク初めて間もなく作った長男へのベットカバーです。
息子が来ていた学生服と半袖のシャツを使って。高一の1学期で転校したのであまり傷んでいなくて勿体なかったんです。
ただこれとこれを使ってとの思いだけで縫いやすいとか縫いづらいなんて考えもせず。作りながら、ああこれ縫うの大変と思いながら...
パターン決まったので学生服上下をばらして3センチ角を取れるだけ取って。枚数を数えて。
全部使い切ろうとサイズが決まるまで時間がかかったけれど、あとはチクチク縫っていました。
半年はかからなかったと思います。
汚れやシミも付いていますがいつか長男に返そうと思っています。
上着とズボンに付いていた校章が2か所にあります。
若かったんですね。もう出来ません