のりとん生活

家族の会話を交えながら日常、お気に入りの商品やお店、イベントやニュースなどを綴ります。

複雑な母心

2025-03-11 17:59:00 | 日記
昨年の12月から無職だった長女が、年明けから就活開始。
今時の就活はメールやリモート。リクルートスーツで出かけていくことは少なく、部屋にこもってパソコンに向かっている時間が長かった。

なかなか苦戦している様子。

「選り好みしてる場合じゃない!その気になれば仕事なんていくらでもある!」と言う夫。

私は長女が家にいてくれると助かることが多い。忙しい時は手伝ってもらえるし、義母を1人にしなくて済むし、電話にもでてくれる。

このまま一緒に仕事ができたなら…って考えることが何度もあった。けれどお給料が払えない。
それに30歳になろうとしている娘を家の中に入れてしまうのはちょっと…。外に出ていかなければ新しい出会いもない。長女には早くいい人を見つけて欲しい!と願う親心。

2月末、内定1つ。
長女が業務内容をざっくり説明してくれた。すると「さんざん選り好みしてる場合じゃない!」と言っていた夫が 「お前には無理だ!やめとけ!」なんて言っている。

私は「なんでやる前からそんなこと言うの!」と夫に言い、長女に「神経病まれちゃ困るんだけど、自分の苦手を克服したい、自分を向上させたい磨きたいって思うならいいんじゃないの〜やってみて無理と思ったら次を探すさ」と言いました。東京に本社があるセールスプロモーションの会社。他にも手広く業務を行っているようです。ただ業務内容が今どきなのか英語やカタカナが多くて正直私にはチンプンカンプン。セールスプロモーションなんて言われてもよくわからないのだけど、売り手が消費者の購買意欲を刺激して商品やサービスを販売する為の活動を行う会社だそうです。

すると長女が「でも、他に受けてる会社があって、そっちの方が行きたい会社!だから返事を延ばしてもらうようお願いしてる」 

数日後

「内定とれた!」
 
満面の笑みで会社の内容を話してくれたのですが…

「ちょっと待って!静岡を出るってこと?」

「うん」

「前にもやめときなって言ったと思うけど…」

「駄目だよ!」

すると長女はスキルを身につけたいのだと…
今のままでは自分に自信を持つことができないのだと…
AIが進んでこの先どんどん人間の働く場が減っていく。そうなっても困らないように今のうちに技術を身につけたいのだと…
大学の時から考えてはいたことなのだと…
静岡ではやりたい仕事があっても実務経験がないと雇ってくれないとこばかり。だから実務経験を積んで帰ってくるつもりなのだと…

言っていることはごもっとも👏

「わかるよ!わかるけど、行動が5年遅い!もっと長い目で自分の人生を考えてごらん」

「考えてるよ!だから今しかないんじゃん!」

「考えてるっていうけど何年後?考えてるのはせいぜい5年位のことでしょう。駄目だよ!30歳っていう年が駄目!帰ってくるなんて言ってるけど、モノになって帰ってくる頃には40歳だよ」

「こっちの会社の方が年収が100万も多い。それにスキルを身につければお給料はもっと上がってく!」

「そんな、男じゃないんだから年収なんてどうだっていい!」

「そんなことないよ。今は男も結婚の条件に収入を求めてくる時代だよ」

「だいだい全国どこに配属されるかわからないんでしょう。やめときな!」

今度は私の方が許すことができません。

やりたいことをやらせてあげたい気持ちは山々。会社の内容も悪くはなさそう。東京に本社があって営業所は東北から九州。でも静岡は撤退していて営業所がない。最初の2ヶ月はリモートで研修。その間お給料も出て引っ越し費用もみてくれるのだとか。でも私にしたらそんなのどうでもいい話。
それよりも30歳という年齢がネック。

いくら人生100年時代って言ったって…
いくら晩婚化って言ったって…
いくら高齢出産が増えてるって言ったって…
いくら結婚が全てじゃないって言ったって…

わかっているけど、ひっかかるのは長女が大学時代うつ病になったこと。卒業するのに6年。
あの時は次女と一緒に住まわせていたから、次女が大学に行けてないことを教えてくれたから、大事に至らなくてすんだのです。
私は大学にも相談に行き、一緒に心療内科に通い、途中から長女を静岡に連れてきて新幹線通学。
あの時のことがどうしても引っかかってしまいます。
あの時「就活はどうでもいいからとにかく卒業することに専念しな!これ以上は学費出せないよ!就活は卒業してからゆっくりやればいいんだから…」って言いました。なんとか卒業できた時は新型コロナで世の中が閉鎖状態。だからアルバイトから始まり非正規でここまできてしまった。今回仕事を失ったのも私的理由ではなく、会社が静岡を撤退してしまったから。

さんざん正社員の仕事を探せと言われていた時には動かなかったくせに…

長女はあの時はまだ自分に自信が持てなかったと言いますが…

もう少し若かったら…
5つ若かったら…

応援してあげたい気持ちはある。

次女は「今が一番若いんだから行かせてやんなよ」と言いますが、「行ってきな」と言わない私に
「ママは自分が通ったレールを行かせようとしている。それ以外は駄目なんだよ」と言い、完全にわからず屋呼ばわり。

相手がいて、結婚で…っていうならわかる。でも、これからスキルを身につけてどこへ行くかわからないって…

ん〜〜〜っ、

「やっぱ駄目!またうつ病になったら困るもん」

「もうならないよ。あれからなってないでしょう。あの時の経験があるからならないように自分でコントロールしてるもん」

「ならないのは家族でわいわいしてるからじゃないの?」

「改めて聞くけど、なんであの時うつ病になった?」

「やりたいことに自分の実力が追いつかなかったから…」

「また同じことになるんじゃないの?」

「ならない!」

「一度しかない人生。後悔したくない」

な〜んて目をうるうるしながら訴えられても・・・

ん~~〜っ

長女は行く気満々。毎日ITパスポートという本を真剣に読んでいる。そして単発のバイトを始めるそうだ。

ん~~〜っ

どうしたらいいの〜?私は…










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1 コメント

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Unknown (myheaven0909)
2025-03-11 23:53:13
悩ましいですね。のりとんさんのお気持ち…分かりますよ。
確かに、人生一度だけ…ですけれど。
何かを始めるのに、年齢なんて関係ない…と言われるけれど。

ただ、これだけは、言えるっ!
長女さんには『帰れる場所=実家』が、あるっ!
これは、何よりも、心強いことです。

くぁんみぃ♡
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