実は3月の人間ドックで、胃の噴門部に変色が直径7㎜程度有ったらしいのを
ベテランの内視鏡技士が偶然に細胞を採種していた。
人間ドックの最終日には何の注意も受けていなかったのだが、10日ほど経て
ドックの先生から「変なもの見つかったので、近日中に消化器科へ行くように」と
言われて、4月中旬に再度内視鏡検査を受けた。
その結果は4月下旬に知らされ「腺癌細胞です、これは粘膜の内側に広がるタ
イプで、専門医でも見おとすタイプの物で、よくステルス性癌と世間では言うタイ
プナノです」と言われ、「5月17日に入院検査してください」と言われた。
私は思ったより冷静にこの事実を受けとめ「どうせ調べるならばPET-CTでも
調べて下さい。高くても構わないので」とお願いした。
PET-CTでは転移は認め
られず、ひと安心。
17日に入院して、内視鏡による手術を受けた。胃の内膜を直径5㎝程度取り除く
検査兼手術だった。
1週間、絶食やら粥食で過ごし退院。
昨日、6月7日 それの結果を聞きに病院へ行って来た。
運命の宣告だと心して聞いたのだが「大変運が良かった1㎝程度しか無く、しかも
内部への拡散も無かったので、100%除去出来ました。後はこのタイプは1年で
は怖いので、3ヵ月毎に内視鏡で検査していきましょう」と先生が言ってくれて、心の
重しがとれて、なんとかスッキリした。
日記には今まで書けなかった。安心したので書くことにしました。
去年の脊柱管狭窄症といい、今年の胃がんといい年をかくせない病気に見舞われた。
還暦はやはり厄年なんだと自覚。年は取りたくない物です。
とても怖い病気を患っていらっしゃったのですね。スキルスだなんて名前を聞くだけで身震いしてしまいます。でも人間ドックのおかげで早期発見。大事に至らずなによりでした。私も去年からドックを受け逆流性食道炎、多発性嚢胞腎などと言われショックを受けましたが、でも「一病息災」。なにかしら病を抱えていた方が体を労われるような気がします。お互い検診だけは怠らず元気にしていきましょう。