ノーやん日記パート2

茶味知らずの茶語り


 晴れ。夜明け前雷雨があったらしく5時過ぎに起きると土が濡れていた。きょうは、千里局花壇の水やり当番日。花はどれも元気な様子。散水器でたっぷり追い水をした。バス停前コンテナもジョウロで水やりした。わが輩は汗ぐっしょり。千日紅はしゃきっ(写真)。

 帰ってコーヒーを沸かしながら、読み止しの「茶の世界史」を読む。日本のお茶は16世紀にオランダ人が「発見」しヨーロッパに運ばれたという。中国のお茶は9世紀にアラビアの貿易商人が注目していたという。飲茶は17世紀のオランダから始まったとある。そげん遅かったんかなあ。「茶は芸術品である」と言った岡倉天心。茶の進化を煎茶(せんちゃ)、抹茶(ひきちゃ)、淹茶(だしちゃ)の三期に分けそれぞれ唐・宋・明の気分を表している書いた(「茶の本」)。茶は疲労を癒し、精神を爽やかにし、意志を強くし、視力をととのえる効能があると説いた。睡魔予防剤になるとも。4・5世紀の揚子江流域で住民の愛好飲料になったいう。日本ではお茶は、上流階級の高級な芸術的飲料だった。

 愚兄が一時期、静岡茶の販売を手掛けわが輩に講釈したことを思い出す。日本茶は薬効もあるのだろうが最近は高くて買ったことがない。愛知県はじめ東海地方は、お茶を振る舞われることが多かった。これわが輩20代の頃の記憶。コーヒーを飲みながら日本茶のことを書くのはおかしいな。下流階級にも通じる茶の話。いまあるのかな。廃れる話ばかりでは日本は廃れるいっぽうや。
        茶々入れて半生過ぎぬ千日紅 昇龍子

 
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