ノーやん日記パート2

鷭一羽

 晴れのち曇り。一日中さぶい。あさ0℃日中6℃。部屋に籠って「珍太郎日記」を読む。明治・大正・昭和の時代を生きた威厳を翳すが威厳にかける父と母子の中流家庭の風景。この通りや。つい引き込まれる。著者は児童文学の佐々木邦さん。父親と珍太郎の社会、母と姉妹の関係、都内の満員バスの光景などまるで実録のよう。笑いが止まらない本。しかし、謡曲の筋書きを知っている珍太郎にはぼくはとても及ばない。ものしりの珍太郎は教育者の父の影響か。あさから用事もせず笑う?

 龍の夢を見たという人のブログをみたがぼくもゆんべへんちくりんな夢を見た。

杉の大木が林立する寺院。

一本一本数字を書いた札が貼ってある。その意味が分からない。樹齢なのかなになのか。数字は5ケタ6ケタもある。お寺の住職に訳を聞こうと訪ねるが誰もいない。

靴を脱いで広い畳間に上がる。畳の間はどんどん続き途切れたところで庭に出るが靴がない。スリッパがあるので履いてお寺の庭内を歩く。次つぎ人があいさつを交わしながらお寺の大広間に座り瞬く間に人があふれる。履物が分からなくなる。寺の人が靴のない人に一人ひとり「どうぞ」といって誰の靴か分らない靴を配っていたので「ぼくも」といったあたりで、夜尿を催し目を覚ました。こんな夢を見るのは老化の現れかな。

 午前中、せんちゅうのドラッグストアへ。賢妻の注文で「シュミテクト」2本と愚老のひげ剃り替え刃を買う。帰り道千里東町公園長谷池をのぞく。人は誰も居ず鷭が一羽遊泳していた。この寒い中。羽毛があるから寒中水泳へっちゃらなんかな。千里東町のフードショップで鶏のモモとムネ肉、白ネギを買う。市のクーポン券はこれで終了。賢妻がもう一冊買うておけばよかったのにという。女はすぐそういう小言を言う。

 新型コロナ感染、きのうは46,199人。死者8人。豊中の新規感染者170人。東京8,638人、大阪5,933人、神奈川・愛知・兵庫・北海道・京都・埼玉・千葉・静岡・福岡・沖縄4桁感染。「まん延防止措置」もいまさら「効くの」という感じ。ワクチンも「間に合うの?」だし、「勝手にしやがれ」かね政治の舵取る諸君。写真上2枚=千里東町公園長谷池、下2枚=千里こぼれびの小道のネズミモチの実とウオーキングコース標識。

鷭一羽蹴り脚早く寒中泳 昇龍子

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