ノーやん日記パート2

グレタさんに学ぶ

 終日雨。大阪千里の明け方は道路が川のようになった。日中はときどき曇り。雨が止んだ合間に、午前中はクマゼミ午後はアブラゼミが鳴き騒ぐ。それを狙ってか、カラスがガアガア騒ぐ。ネットで雨雲の動きを検索し雨のやむ時間を見計らって外出する。あすもまだ雨が降るらしい。異常気象やな。

 雨の間は、「グレタたったひとりのストライキ」を読む。ADHD、アスペルガー、摂食障がい…いろいろ抱えるグレタさんを根気よく支援するママ・マレーナさんとパパのスヴァンテさん。ご両親の愛情に育まれながらグレタさんは、学校の授業についていけるよう、気候問題にとどまらず、文学史、社会科や生物学の教科書などを学んだという。が、気候問題で得た科学的知識は彼女を「たったひとりの学校ストライキ」を決行するに至らせた。その行動は真っすぐ。正しい。だれも「子どもの戯れ事」などと侮ってはならない。「家が火事になっているのにすぐ消火の行動をしないのはなぜ」。地球温暖化ですでに地球上災害があちこち発生しているのに各国のリーダーたちはなぜ動かないの?だったら私、学校ストライキをしてみんなによびかけるわ。このまっとうな訴えはたちまち世界140か国以上の子どもや大人に共感の輪が広がった。メディアも取り上げた。「ことばより行動」。彼女のいちばんいいたいことだろう。ことばのごまかしはやめて、と。

 グレタさんは、地球温暖化を水が徐々に熱しても気づかず茹で上がってしまうカエルにたとえているが人間は気づけば「いい湯だな。ハハ~ン」などと浸かっていないはずだと信じている。

 地球の危機を救うための京都議定書(温暖化防止策)が実行されなかったら未来に生きる私たちはどうなるの。そう訴えるのは子どもたちの正当な権利だろう。大人たちはそれに耳を傾け行動する責任がある。ぼくもその一員。まずは化石燃料の使用・利用は控えよう。グレタさん、ありがとう。食事はできるようになりましたか。日本の爺もあなたの健康のこと心配しているよ。お昼は、パスタ・ナポリタンプラスインゲン豆とレタス・ミニトマト。

 コロナはまだ収まらない。きのうの新規感染者は31都道府県771人。東京260人、大阪149人。大阪の感染経路不明者は91人。わが豊中は5人増え累計108人。若い人も多い。きょうも政治が動く気配はない。口だけ。写真は、上新田3丁目のお寿司屋さん前花壇(上)と千里中央モノレール駅。

 火炙りの鰹をたたく厨かな 昇龍子

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