ノーやん日記パート2

鉦叩きと法師蝉


 雨のち晴れ。「きょうは涼しいですね」「雨のお蔭ですね」。あさからまちを徘徊。坂道をエッチら。自力で上る。その横を40代の男女がスイスイ上ってゆく。羨ましいな。D棟のDさんが車の運転席からにっこり。わが輩もにっこり。

 夜中、雨で目が覚め、明け方、鉦叩きに起される。「チンチンチンチン」。「何ぞ用かいな」。昔、鉦叩きの句を千里句会に出句して「藍」の花谷和子先生に披講していただいたことを思い出した。たしか、夕べと同じように枕元に来た鉦叩きを即興で詠んだのだった。愚句は失念したがそのことより、感性豊かな大阪俳人・花谷先生が97歳で逝去なさったことを後日知り、感謝御礼の気持ちを申し上げる機会を失したことに恥じ入った。遅ればせながら、花谷先生、分かりやすい俳句づくりのご指導ありがとうございました。また、愚老の大阪の芭蕉句碑めぐりや一茶西国の旅追い記事を掲載して頂きありがとうございました。合掌。

 町内の徘徊後、箕面へ食料品の買い物に自転車を漕ぐ。千里ニュータウンの北端が箕面市との境界緑地帯。その辺りでツクツクボウシの声を聞く。夏は峠を越したな。気持ちが少し変わる。
          寝てるのになんぞ用かや鉦叩き 昇龍子
          買い物の坂道漕げば法師蝉 同
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