ノーやん日記パート2

共産党の創立記念日と海の日

 曇り。きょうは日本共産党創立102周年と海の日。「しんぶん赤旗」で田村智子委員長の記念講演を読む。不屈の歴史と、進化する共産党の現在と未来の姿をわかり易く語っている。一昨日、ネットで視聴した全国の48人が入党を申し込んだという。すごいね。

 娘がけさ「海の日」とは知らず出勤。途中電車のガラガラに気づいて愚老の家に戻る。着くなり業務スーパーへ行って野菜や果物などどっさり買ってくる。「一か月分やで。冷凍しておくよ」。愚老は毎日ちまちま買い物するくせなのでびっくり。いまごろの子は大胆やなあ。

 渡辺国男さんの「しのび寄る『新しい戦前』」の続き。プロローグの無季の俳人・渡辺白泉の有名な「戦争が廊下の奥に立ってゐた」が目に止まる。昭和14年頃の軍は、民間の施設で会議するとき機密の漏洩を恐れて歩哨を立て廊下を通行止めにしたという。戦争は戦場だけではない、「廊下の奥の会議にもある」と。

 純真な慶応ボーイだったという白泉は「夏の海水兵ひとり紛失す」「銃後とい言ふ不思議な町を丘で見た」などの句も残している。愚老は、昨年4月の宮古島沖の陸自ヘリ航空事故や今年4月の伊豆諸島沖海自ヘリ衝突・墜落事故を思い出す。白泉は昭和15年の「京大俳句会」治安維持法事件の第二次検挙で連行されたという(「朝日文庫現代俳句の世界」)。自衛隊は人のいのちと安全を守るのが使命のはずなのに。お昼は素麺。

 友人のNさんがきょう未明亡くなられた。69歳。早すぎる。全国から移住する2万人超のマンション村のわがまちで人の輪を築くために新田南の夏祭りや天神の杜音楽祭の企画、ギター弾き語り出演など活躍された。コミュニストとして日本共産党100年史の勉強会もすすめていただいた。感謝合掌。

海の日の白い木槿よ涙溜め 昇龍子
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