晴れ。蒸しッとする。あさ、千里桃山台のスーパーで食パンとトマトを買う。なぜか、オレンジ色の弦月と明けの明星のほのかな明かりが頭に残る。句ごころが一瞬芽生えたのかも。が、「オレンジの…」口もごもごしてすぐ発句は消える。わが頭は安いトマトへ。大玉5つ298円。あった!「きょうの広告商品」。6枚切り98円の食パンも手にして朝からお頭ルンルン。
わがコンクリート長屋裏のアジサイが咲きだした。といっても青花少々。あじさいといえばシーボールト。「ヒドランゲア・オタクサ」の学名を残したオランダの医学者。漢字で紫陽花、俳句の世界では七変化とか四ひらとかいう。20年ほど前、万博記念公園のアジサイ園で投句した。「画用紙に写し取りたし姫紫陽花」。入選の知らせを頂いたことを思い出す。お昼は、パスタ・野菜トマトソースに夕べの鶏モモチンジャオロースを混ぜて。
妻がわが書斎を大掃除。といっても本箱・本棚は動かせないのでデスク周辺の埃やカビをとる仕事。賢妻のやることは徹底しているので愚老はいっさい口を挟まない。その間、今夜のレシピを考える。高野豆腐とにら玉や。写真上からわがコンクリート長屋のアジサイ開花、千里南公園のヒメウヅキ、千里南公園の北端付近、2月28日ポットあげしたフルーツホウズキの名札があるあやしい花。
あぢさゐの青少し見ゆ晴れた朝 昇龍子