晴れ。「お父さんお米が切れた。買うて来て」。妻の一声であさ、千里津雲台の業務スーパーへ。自転車で。岡山産「あけぼの」10キロ2,680円を買う。段ボール6、7箱分買うお客の後ろだったのでレジ嬢が「お客さんこちらへ」。 お米とザラメ砂糖、パスタソースだけ。
帰宅してコメ置いて南千里へ。千里南公園牛ヶ首池の北端にある花壇でボランティアのみなさん7人ほどが作業中(写真)。植え替えの準備かな。わが町はこれからポット上げするところなのに。池に隣接する菖蒲畑ではキショウブがちらほら(同)。雑草らしき草を千切っては捨ててはる人がいた。キショウブは国産と思いきや、原産地は欧州、北アフリカなどで日本に渡来したのは明治中期という。公園の雑草ブタナもカシャ(同)。
お昼は、市販の茹でパスタをチンしてナポリタンの即席ソースとタケノコ煮をのせて。腹6分目。
市川浩博士の「ソ連核開発全史」を読み終わる。科学史を専攻している諸氏には勉強になるに違いない。ソ連の核開発は軍事一辺倒ではなくアイゼンハワー演説にさきがけた「平和利用」の挫折史でもあったのかというのが読後感。1986年のチェルノブイリ原発事故後、ソ連で反原発の大規模な抗議行動が起き、39箇所で原発の建設・操業が阻止されたという。原発失政はソ連解体の一因にもなったと。
ところが、ソ連解体後のロシアは、ソ連原発の8割を引き継ぎ、“原子力エリート”とでもいうべき利害集団も引き継いで、核燃料輸出や原発輸出にはまり込み、いまでは世界有数の国際原子力企業集団を蘇らせているという。
日本政府の原発回帰も同じ流れか。一方で21世紀の現在、ドイツでは脱原発の達成。他方でプーチンの核使用脅しと原発利権を巡る鬩ぎあい。結局は世界市民の『地球を汚すな」「カタストロフィの危機を防げ」のたたかいと連帯が「状況を前へ」すすめるのではないですか。天国においでの「状況へ」の大江健三郎さん、「状況から」の小田実さん!
新型コロナ情報。27日は大阪867人、東京1,663人、全国1万1837人。死者2黄菖蒲の畑の草取る翁かな 昇龍子