ノーやん日記パート2

道の草

 晴れのち曇りのち晴れ。寒くはないがちょっと冷える。芥川龍之介の「芭蕉雑記」を読む。俳諧を「生涯の道草」という芭蕉の作句の内実を蕪村と比べながら読み解く。「平談俗語に錬金術を施した」とか目と耳で詩を表現した天才とかいう。「俳諧は万葉集の心なり」とした芭蕉の作句精神に注目する。龍之介自身は生涯に600句余を残している。「初秋の蝗つかめば柔かき」というナイーブな句も。疎開先の蝗獲りを思い起こす。

 わが輩の新型コロナ情報検索は日課となった。きょうは「日経」が日本のPCR検査の体制が感染者の拡大傾向に追い付いていない問題を取り上げている。早くから指摘されてきた問題や。なぜ進まんの。大阪ではコロナ感染をした看護師さんが人手不足で勤務させられていたというニュースもあった。恐ろしい事態になりつつある。お昼はきつねうどん。

 午後、郵便局へ書き損じた年賀状の普通はがきとの交換へ。お年玉抽選のあたりが1枚あった。切手をもらう。近頃手紙することほとんどないが何か役立つかもしれん。目に見えぬコロナの恐怖に道路わきに生える雑草が愛おしくなる。

 雑草のなかに生きてしあやめ草 昇龍子

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「日記」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事