雨のち曇り。降ったり晴れたり。大型で強い台風10号。けさ九州の西側を北上し対馬海峡から朝鮮半島へ。九州地方は大規模な停電や各地に避難勧告の指示が出た。九州から遠く離れた近畿地方、東海地方にも局地的に大雨が降った。身構えたが千里は無事だった。
部屋に籠って「日本語の世界1日本語の成立」(大野晋著)のつづきを読む。文字のない時代の言葉の研究はたいへんな仕事や。文字のない大昔人々は何を栽培して暮らしていたのか、どんな風習があったのか、どんな祭りごとをしていたのかなど歴史を遡り、日本だけでなく地球的な視野で一粒ひとつぶ言語の源を調査研究し推理し実証していく。気の遠くなるような話。大野晋先生は、日本語とインド南部のタミール語との共通性に目をつけ研究された。ことばは当然、時代の変化に応じて進化する。語彙は発達し、音韻も変遷する。「日本語の語根」という言葉も初めて知った。大野先生の研究では、奈良朝時代の語根は総数1352になるという(P128)。古代日本語の音韻は4母音で、7世紀後半から12世紀以後にかけて音節と母音数も進化したという。すぐには頭に入らないが日本語の成り立ちを勉強してことばは大事に使わねばと思った。お昼はきょうも冷やし中華。キュウリとハムと卵の薄焼きに砂糖・酢・醤油・ごま油・白ごま・生姜おろしのタレをぶっかけるだけ。
新型コロナは大都市部中心に感染者の拡大が続くが地方都市は減少傾向のよう。きのうは全国447人。東京116人、大阪67人。豊中は5人累計272人と増え続けている。日本も欧米並みの検査体制にはやく追いついてほしい。秋にはインフルエンザの流行も予測されている。
FBフレンドからけさ、リンドウ科の水草「ガガブタ」の白い花の写真を見せてもらった。花弁にカラスウリの花のようなもじゃもじゃした巻きひげのある花。「ガガブタ」とは。名前の由来を聞くと葉の形が「鏡蓋」(カガミブタ=ガガブタ)のようだかららしい。だれが名付けたのか知らないが花が可哀そうやないか。写真は千里局花壇のサルビアファリナセアとジニア。
嵐去り花壇の名札探しおり 昇龍子
。