ノーやん日記パート2

老人と花菖蒲

 曇りのち晴れ。汗ばむ。千里図書館に「地球が燃えている」を返却。千里東町公園の長谷池の花菖蒲の様子をみる。例年に比べ花株は少ないがいまが盛り。睡蓮も開花中。長谷池から千里中央公園に繋がる千里ごぼれび通りには紫陽花が開花していた(写真)。花菖蒲をガラケイで撮っていると同年配の爺さんが寄ってきて「朝早かったらあの花びらしゃきっとしてるで。もういまの時間は萎れてるけどな」。自分のこと言うてるんか分別つかぬニコニコ顔しておっしゃった。

 なぜか「一茶俳句集」を引っ張り出して「花菖蒲」の句を読む。「見るうちに日のさしにけり花せうぶ」があった。日が昇るとともに花菖蒲は萎れていくものなのか。千里東町のフードショップでトマト、ブロッコリー、キュウリ、長芋など買って帰る。お昼は長芋すりおろしのざる蕎麦。副菜は厚揚げとフキを炊き合わせした夕べの残りもの。

 10都道府県の新型コロナ感染「緊急事態宣言」の期限を6月20日とした科学的根拠は何か。きょうもネットを検索するが見当たらない。7月23日開幕の東京五輪を睨んでの「政治的願望」ではないかときのう書いたがどうもその通りらしい。というのは、内閣の官房長官が6月20日の期限になっても「基準」内に抑えられなかった場合「まん延防止等重点措置」も選択肢と早くも予防線を張っている。五輪開催を強行した後に見えるものは?世紀の大博打!

 まちに「宣言」再再延長の緊張感はない。市の広報車が朝から「不要不急の外出は自粛ください」というテープを流し、緑化リーダー会から活動中止の連絡があった以外、人通りは普段と少しも変わらないしスーパーも行列ができている。新型コロナ感染を巡る大阪府の詳細なデータを読むが収束できる見通しはない。NHK記者の救急病院センターへの密着取材のレポートが胸を締め付ける。これはまさしく人災やな。

朝早き翁は巡る花菖蒲 昇龍子

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