上州からの山旅

凡人noyamaの山旅の記録

両神山(陽だまり山行・白井差から)

2022年11月10日 | 山2022
【山 名】両神山 1723m (埼玉県)
【日 程】2022年(令和4年)11月9日(水)
【同 行】単独
【天 候】快晴
【ルート】前橋4:30==6:40白井差登山口06:54---07:06昇竜ノ滝07:09---08:55両神山09:21---10:25昇竜ノ滝10:28---10:40白井差登山口
【温 泉】両神温泉 薬師の湯 (600円)


 両神山域のどの範囲がそうなのかわからないが白井差からの登山道は
 中山さんの個人所有地、入山には電話(0494-79-0494)予約が必要
 


 
 到着すると、夫婦で駐車場の案内


 
 地図を渡されルートの解説をしてくれる


 
 駐車場近くにトイレ(大は洋式水洗)がある


 
 最初は落ち葉で覆われている林道を400m程歩く


 
 大笹沢を左右に何度か横断するが簡易な橋が架けられており安全に渡れる


 
 祠には、西国観音一番札所那智山青岸渡寺、熊野修験の納め札
 両神山は修験の山、東の日向大谷コースが修験の道らしいが
 最近はこちらから登る修験者もいる様だ


 
 昇竜の滝


 
 滝上にある祠、この先の「大又」までは従前の道で古い石碑などもあるのかもしれない

 
 出典「今昔マップ」
 気になったので昔の地図と比べてみた、左は1998判の地図。右は最新版
 以前の道(2000年に廃道)は昇竜の滝上から北上し日向大谷(表参道)からの道に合流している

 
 戦前の地図(昭和4年修正、昭和22年発行)では、白井差から両神山への道は無く、中津川へ峠越えの道があった
 今でも修験者は地図上に無い道を歩いているらしいのでその道に詳しい人に聞いて見なければ判らないが
 やはり、以前の修験者はこちらは通っていなかったのだろうか?
 


 
 「やまびこ橋」要所には手造りの道標がある
 
 
 ノゾキ橋


 
 オオドリ河原


 
 この辺りからブナの林


 

 
 ブナ平 陽だまりでノンビリしたくなる開放的な場所だ


 
 夢見平 昼寝所か?


 
 標高1500mを越えると木々の葉はすっかり落ちてしまっている


 歩道のあちこちに、メンテナンス用の工具類がしまってある 
 
 幹に納めた斧

 
 折り畳み傘


 

 

 
 傘は忘れ物では無く、雨で困った登山者に使って貰うためのストックらしい


 
 最後の急坂を登り切ると梵天尾根へ出る
 ここを右に出ると山頂


 
 ここから上落合橋へ繋がる作業道があるが廃道になっている


 
 山頂(剣が峰) 両神御嶽神社奥の院?

 
 一等三角点


 
 修験者の納め札があった、日向大谷から登ってきたのだろうか?
 聖護院本山派の札


 
 富士山の頭だけ見える、意外に遠くに見えた


 
 八ヶ岳は良く見える


 
 以前は瑞垣・金峰、日光白根山なども見えたらしいが木が育ったせいか今は良く見えない
 暫く周りを見渡し下山
 あっけない山行だった


 
 帰りに整備協力金1000円を納めると記念にカモシカとアカヤシオを配した
 記念バッチを頂いた
 帰宅して気付いたが、そこに記された両神山の標高は1724.5m
 地理院地図は1723.3m


 
 渡された地図に手書きされた標高も1724.5m
 地主の中山さんに聞かなければ解らないが
 実際の山頂は三角点より、1.2m高いということだろうか?

 
 


 今は亡き山友T君と表参道(日向大谷)から登ったのは30年位前だったろうか
 当時の記憶は余りなく、近くの山ではあるが足が遠のいていた
 2000年に白井差からのコースが閉鎖になり2008年新道が開設された
 その間の経緯はこちらに詳しい
 何となく気にはなっていたが今回白井差新道を登ってみることにした
 よく整備され最短で登れるコースでそれなりに楽しめたが
 両神山は修験の山、やはり伝統のある表参道コースの方が面白味がありそうだ
 来年はアカヤシオの咲く頃登って見たい


 ↓そんなわけで ボタンを押して頂くとありがたいです







<追記>

山頂手前に二つの神社「両神神社」(当山修験 観蔵院、真言宗系)「両神御嶽神社」(本山修験 金剛院、天台宗系)
二つの修験の道は概ね上図の様であったのではなかろか?


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