日々、ますます体力の衰えを感じて来ています。
人間80年・・・オトコの平均寿命でも今は80歳くらいでしょうか
だとすると、わたしはおよそ9割を消化?したところにいるようです。
いや、待てよ、健康寿命というものがあったはず・・・。
調べてみると、これがおよそ73歳。そろそろ不健康になってもおかしくない。
統計的データとはいえ、なかなか実感にマッチしている数字です。
身体機能と認知機能に相関性があるのか、ないのか。
加齢現象という点では、脳だけ例外ということもないから、衰えて不思議ではありません。
先日、区報の認知症チェックリストをやったら、完全な予備軍状態だったし・・・。
企業経営でも、経営者の認知症問題があるとか聞きます。
一線を退いて相談役になったものの、そのことを忘れて社長の言動をするようになったとか。
「死ぬまで現役」なんて粋がっていても、ハタからすれば迷惑このうえありません。
経営コンサルタントの話では、高齢経営者の口癖は「後任が育たない。だからやめられない」。
でも、カリスマ創業者でもなければ、たぶん、後任はいるはず、と言います。
たしかに、わたしのいた会社でも社長は何人も交代しました。
代わったけれど、別に会社は左前にもならず、潰れもしませんでした。
おみこし経営の時代だったから、といえばそうなのかもしれません。
だからといって、いま、どれほどの企業がトップダウンで動いているかは疑問です。
リーダーの役目を簡単にいうなら、様々な状況を想定したうえで一つの判断を下すこと。
認知機能が衰えれば、当然その判断力も鈍ってきます。
そこを自分で自覚するかしないか、自覚できるかできないか、が問題なのでしょう。
件のコンサルタントも、そういう経営者には、こう言うそうです。
「後継者が育たないのは、あなたがいるからです」
なるほど、育てるなんてのはおこがましい話で、その立場になれば人は育つ、ということ。
で、おまえは育ったと思っているの? それを言っちゃおしまいよ。