寒に入ったせいか、冬らしい寒い日が続いています。
いまは小寒、あと半月すれば大寒、ひと月も経たないうちに立春。
時の流れの早さだけがひとしお身にしみます。
さて、今朝は知性についてのお話。
といっても、知性的な話などもともと書けません。
しばらく前から耳にする機会が多くなった反知性主義・・・これって何?という話です。
アベクンやネトウヨたちなどに対してよく使われているようです。
彼らは反知性主義者で、要するにバカだ、というニュアンスを込めて使われています。
擁護するつもりはないのですが、反知性といっても知性がまるで無いわけではありません。
もともと知性に頼るすぎる人は、机上の空論に走りがちです。
その行き過ぎを抑えるために、実際の経験や実用性をもっと大事にしようというのが反知性主義。
だから知性が無いバカだ、という使い方はマチガイです。
という正しい知識を持たずに彼らをバカ扱いするのは気の毒です。
で、連中が実際の経験や実用性を重んじているのか、という視点でも見てあげましょう。
そうすると、そういう点も殆ど無いことに気付きます。
つまるところ、知性的でもなく反知性的でもないわけです。
じゃ、一体、何なのかというと、巷間囁かれるとおり、要するにバカ、ということなんでしょう。
言葉を誤用しても、大筋において正しい結論が導かれることの一例でもあります。