光陰矢の如し、歳月人を待たず、月日は百代の過客にして・・・・。
いずれも若いころ、深く意味も考えずに覚えた言葉。
半世紀経った今、それらが実感として深く心に沁み入ります。
若いころは自分を過信しがちです。
しかし、ものごとを学び、知るにつけ、自分というものは変わっていきます。
たぶん、それが学ぶということの本質なのでしょう。
世界が変わるのではなく、自分のほうが変わっていくのです。
「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にはあらず」
この一瞬は2度とは巡って来ない一瞬です。
今日のわたしは昨日のわたしではありません。
また、明日のわたしは今日のわたしではありません。
生々流転・・・そんなことを想うのも年の瀬ゆえなのでしょうか。