limited express NANKI-1号の独り言

折々の話題や国内外の出来事・自身の過去について、語り綴ります。
たまに、写真も掲載中。本日、天気晴朗ナレドモ波高シ

張り子の航空母艦

2017年05月02日 22時50分00秒 | 日記
見事な「フルコピー品」として完成した中国海軍の「純国産空母」の報道写真を見たが、明らかに「時代遅れ」の感は否めない。射出カタパルトは、装備できず(と言うか技術を盗めなかったのだろう)飛行甲板は艦首に向かうにつれて反り返る「ジャンプ式」と相成った。ロシアの未成品を改造した「遼寧」そっくりの船体構造をそのまま採用したのがバレバレだ。射出カタパルトが無いとなると、艦載機に積む燃料・ミサイル・爆弾には「制限」が生じる。重すぎると「発艦出来ない」と言う哀れな体たらくになる。詳しい性能は無論非公開なので、どの程度の速力で航行できるのかは不明だが、艦載機を発艦させるには、全速力で風上に艦首を向けて可能な限りの揚力を得ないと、海へダイブする事になるだろう。艦載機のエンジンにもかなりの負担になるはずだ。正直な所、「遼寧」を改造する際に中国は船体構造を徹底的に分析したはずだ。中国には「空母建造技術」は皆無なのだから、一番手っ取り早いのは「フルコピー」することしかない。空母は、駆逐艦やフリゲート艦とは、まったく異なる船体構造を持っている。防御構造も特殊だ。我が国も太平洋戦争前と最中に幾多の空母を建造したが、初期の空母は「出来が悪かった」ものだ。最初に3段甲板を採用した「赤城」「加賀」は、後々に改造を余儀なくされた。試行錯誤の末に空母の「スタンダード設計」へたどり着いているのだから、余程の建造・設計技術が蓄積されないと「洋上の要塞」は造れないのだ。とは言うものの、これで2隻の空母を中国は手にした訳だが、空母を中心とした「機動部隊」の編制にはまだまだ課題が山積している。仮に「機動部隊」が完成したとしても、空母が「3流品以下」ではどこまで戦力として「使えるのか」は分からない。今、現在、言えることは「張り子の空母」に過ぎないと言う事だ。米帝国の原子力空母と衝突したら、5分をも持たずに撃沈されるのは間違いない。それにしても、海賊版や違法コピー品造りが「十八番」の中国がここまで「ベタにコピーした空母」を造るとは・・・。東も南も海洋で問題を抱えている中国にして見れば、「背に腹は代えられなかった」と言うことなのだろう。南シナ海での「威嚇」には十分な代物だが、実戦に耐えられるか?と問われれば「それはハナから無理だ」と答えるしかない。カタパルトを持たない以上、荒天時に艦載機を発艦させるのは自殺行為に等しい。天気快晴、波穏やか、訓練をやるにしても湖水のように海が静かでなくては、貴重な艦載機を失うだけだ。「遼寧」の訓練映像が公開された際も、快晴だったし波は穏やかな日和だった。いずれにしても、存在する事に「意味がある」中国空母。模造品でも「一定の抑止力」にはなりそうだが、実戦でどこまで「通用するのか」は論評するまでもなかろう。「張り子の虎」なんですから。