美しいフランスの農村
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2年前から危機を訴えていたブルターニュやノルマンディーの牛乳生産者たちが、昨日(2017・6・14)もスーパーの前に物品を積み上げ、抗議活動を行った
フランスで極右が支持を集めた背景に、フランスの農村の苦境がある
海外の安い産品の流入で、安い品種を作っていたワイン農家はスーパーに詰めかけ、海外ワインの不買運動を繰り広げている
今に始まったわけではないこの状況に、マクロン政権はどう向き合うのか。
いったん大きくグローバルにかじを切るしかない。
国際分業をさらに高度化し
開いたあとで中を強くしてゆく。
ある程度農家の淘汰を進めてしまうだろう。
そのあとで、強いものからなる輸出競争力のある
フランス農家の再編がなされるだろう。
マクロン大統領は
前大統領オランド政権下の財務相だった
その政策は企業から得る歳入を先送りするような
中途半端な経済振興策で
かならずしも評価は高くない
今後権力を得ての
斬新かつ大胆な施策を期待する
結局人はなかなか職種をかえたがらない。当たり前だ。長年やってきた農業を捨てて別の仕事に就きたがらない。新たな品種の導入、親切な農業指導、そうしたきめのこまかい農家への対応が求められている。
農業の大企業化
多くの農民が、新たに雇われることで、雇用の安定につながれば、事態は収束に向かうかもしれない。
農業の機械化と六次産業化
農業国として生きてきた
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イタリアとスペインで
ヨーロッパで消費される野菜の多くが
施設栽培で作られている
労働者にはアフリカからの出稼ぎも多い
より「社会的」な農業の形…税金を多少投入しても、質の高い農業を守る…農業国として、世界に優れた産品をいくつも供給してきたフランスならではの、
「新しい農業政策」が期待される
新マクロン党に加入した、偉大な数学者の力を借りてでも・・・
出典 筆者のメモ
目指すのは輸出志向農業。~それはどこの国もわかっているのだが
フランスから農作物を輸出するのは日本よりは簡単だ
大陸は陸続き
EUは関税もかからない
それでも難題は山積みだ
マクロンは支持率が急落している
軍事費や住宅手当を削減しようとしている
まだ始まったばかり
あれこれ軋轢があるくらいが
本当に仕事をしようとしている証拠だ