かなりイマサラなのですが、面白すぎました…
この作家さんは、「あなたの人生の物語」以外に作品が出ていないのが
非常に残念です…
最初の一遍「バビロンの塔」は、完全に物語系のSFというか
理論ではなく事象で描くタイプの上に、話が上手いのでガッツリと
ハートを掴まれてしまいました。

最後まで読んでも、決して論理系というか理論系というか
基礎知識が無いと理解の出来ない系のオハナシは無かったハズなのに、
読後の印象としては、物語系SFのイメージよりも理論系SFのイメージの方が
より強く残っているという、不思議な作家さんでした。
多分、半数程度の作品のSF的なアプローチの方針が
何となくグレッグ・イーガンに似ていた気がしたのと
「理解」「ゼロで割る」「あなたの人生の物語」「七十二文字」の
SF的な論理展開が徹底していた事が、
理論系SF作家なイメージを強くした気がします。
という風に、SF的なアプローチが文章力を上回った作家さん
であるかのように錯覚してしまいますが、
この作家さんの本質的な良さは文章の上手さだと思います。
ウチのように、小説の本文に触れずに感想だけで押し切っちゃう
書評というより感想文タイプのBlogには、
文章力の上手さが魅力のSF作品は鬼門ですね…
だって、本文より感想の方が面白くなるワケないんだもん…
SFのネタ的にも表題作の「あなたの人生の物語」が、
一番ステレオタイプなSFだったのと
「理解」のオチがイマイチ嬉しくなかったくらいで、
かなり楽しめました。
つか、物語的にはどれも良い出来でした。
というワケで、とにかく読んでみてください。
この作家さんは、「あなたの人生の物語」以外に作品が出ていないのが
非常に残念です…
最初の一遍「バビロンの塔」は、完全に物語系のSFというか
理論ではなく事象で描くタイプの上に、話が上手いのでガッツリと
ハートを掴まれてしまいました。

最後まで読んでも、決して論理系というか理論系というか
基礎知識が無いと理解の出来ない系のオハナシは無かったハズなのに、
読後の印象としては、物語系SFのイメージよりも理論系SFのイメージの方が
より強く残っているという、不思議な作家さんでした。
多分、半数程度の作品のSF的なアプローチの方針が
何となくグレッグ・イーガンに似ていた気がしたのと
「理解」「ゼロで割る」「あなたの人生の物語」「七十二文字」の
SF的な論理展開が徹底していた事が、
理論系SF作家なイメージを強くした気がします。
という風に、SF的なアプローチが文章力を上回った作家さん
であるかのように錯覚してしまいますが、
この作家さんの本質的な良さは文章の上手さだと思います。
ウチのように、小説の本文に触れずに感想だけで押し切っちゃう
書評というより感想文タイプのBlogには、
文章力の上手さが魅力のSF作品は鬼門ですね…
だって、本文より感想の方が面白くなるワケないんだもん…
SFのネタ的にも表題作の「あなたの人生の物語」が、
一番ステレオタイプなSFだったのと
「理解」のオチがイマイチ嬉しくなかったくらいで、
かなり楽しめました。
つか、物語的にはどれも良い出来でした。
というワケで、とにかく読んでみてください。